PiPi's World 投稿小説

妖藤魅央と魔霧衆
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 21
 23
の最後へ

妖藤魅央と魔霧衆 23

彼は、勃起を自在に制御する能力があるのだ。
だが、勃起して無くても成人男性くらいのサイズはあった。
その頃、沙耶は他のメイド達と共同して融果の体を丁重に洗っていた。
その間も融果はすすり泣いていた。
多少の同情を覚えなくも無いが、メイド達は自分たちの仕事を淡々と進めていた。

「お待たせいたしました、魅央様。例の娘を連れて参りました。」

部屋の外からみなみの声がする。


ペ○スをしまいこみ、魅央は言った。

「じゃ、入って。」
「失礼いたします。」

音も無く扉が開き、みなみと、見覚えの無い少女が入ってきた。

「うわあ・・・・・綺麗だ・・・・・」
思わず魅央は息を呑んだ。なぜなら、少女が信じられないほどの美少女だったからだ。

「綺麗・・・・。」
その美少女も、魅央の美しさに見とれていた。

「ほら、こちらが先ほど話した妖藤魅央様です。あなたも自己紹介をなさい。」
優しい微笑みを浮かべてみなみがその美少女を促す。

色白な頬をやや赤く染めて、その超美少女は話し出した。
「はい・・・・私、高瀬愛菜と言います。14歳です。」
「君みたいな綺麗な娘が、どうしてこんな所に来たの?」
魅央は聞きながら彼女の全身を見る。
樹海を歩いたからだろう、痛んだパーカーとジーンズに身を包んでいるが、手や喉元などの肌はかなり白くて綺麗だ。
顔もかなり白くて綺麗な肌をしている。
通常、この部屋で魅央の元に連れてこられた女性は当主がその女性の素の魅力を知る為に、事前に化粧を落とされるから、化粧していないはずだがまるで薄く化粧したように綺麗だし、端正な顔立ちに優しく従順そうな大きな目。
澄んだ泉の水のような透き通った綺麗な声。
身長は魅央と同じくらいか。
それに、先ほど抱いた融果よりも大きいのではないかと思える胸と尻、そしてかなり細い腰。とてもメリハリのある綺麗な体型で、魔霧衆の女たちとも張り合える、超美少女と言ってよかった。

つらそうな顔で、愛菜はゆっくりと語りだした。
「私、両親が毎日喧嘩していて、結局離婚する話になったのですが、父も母もそれぞれ再婚したい相手がいて、引き合わされたのですが、どちらの交際相手とも馴染めなくて・・・・・。そんな私を両親共に私を邪魔者みたいに扱って引き取ってもらえず、もう何もかもが嫌になって樹海で死ぬつもりだったんです。でも完全に覚悟が固まる前に、この村の人達に見つかって、ここへ連れられて来ました。」
言いながら愛菜は涙目になっている。

「君みたいな綺麗な娘が自殺だなんて勿体無いよ。生きてるうちに保護できてよかったよ・・・」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す