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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 10


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「あ・・・う・・・?」

それからどのくらい時間が経過したのだろうか。
最初に目が覚めたのはテオだった。
朦朧とする意識に喝を入れながら、テオは気を失う前の記憶を探っていく。

(そう・・・だ、ボクはあの時フロールさんに襲われて・・・。
 そのうちボクも気持ちよくなってきて・・・って!)

そこまで思い出して、テオは顔色を赤から青に変えていく。
理性の吹っ飛んだ自分が襲われる側から襲う側になり、あまつさえフロールの膣内に何度も射精してしまったのだ。
とにかく彼女に謝らなければ。
そう思ったテオがフロールを探すと、彼女はすぐに見つかった。
ジェシカとアンジェリカも。
ただ彼女たちの身体は気を失う前と大きく変わっていた。

「これ・・・は?」

ジェシカの手足は黒から雪のような白に変わっていた。
健康的な、血色のよい白い肌に・・・。
そしてアンジェリカ。彼女の変化は3人の中でもっとも著しい。
両性具有であった彼女の身体は、完全な女性のそれに変化していた。
しかも元々大きかった彼女の乳房は一回り大きくなっており、その頂点からは白い液体があふれ出ていた。
突然の変化に戸惑うテオ。理性を失っていた彼は知るよしもなかったが、アンジェリカの治療は実に中途半端な形で成功していたのだった。
そして三人が気づくと、事態はもっと深刻な事に気づかされた。

一見治ったようにも見えたが、魔女の呪いは甘く無かった。
むしろ彼女達を嘲笑うようなしっぺ返しを彼女達の見に起こしていた。
治ったように見えたジェシカの手足は、全く機能は回復せず動かないまま……
それだけでなく、フローラとアンジェリカの手足まで動かなくなっていた。

アンジェリカの巨大化した胸と、ジェシカ、フローラの更に大きくなった胸からはミルクが溢れ、溜まりすぎて痛いぐらいだったし、身体が常に軽く発情し淫らな液を滴らせている状態だった。

アンジェリカは完全に女性化するだけでなく、魔力の大半を失ってフローラ程度になってしまっていた。
彼女達三人の下腹部にハッキリと浮かんだ呪いの紋様………
結局、失敗だったと言う結果が正しいだろう。
ジェシカだけでなく、フローラ、アンジェリカと手足の機能を失い、まるで牝牛のようになってしまったのだから……
今度こそ、魔女を倒さない限りこのままだろう。
ギルドに頼んでも、この結果を見れば誰も治療しようとはしないに違いない。
アンジェリカは自分の甘さを悔いるしかなかった。

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