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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 9

後はさっきのように気を散らさないようにして射精すれば治療は終わりとなる。
アンジェリカは意識を保てるうちにとばかりに猛然とジェシカを攻め立てる。
情欲に支配されたテオも負けじとばかりにフロールに剛直を突き入れる。
獣と化した3人と理性を何とか維持する3人との間でそれは激しい交合が行われた。

「ンおおぉぉッ!?おっ、あおぉ〜〜〜ッ!?」
「くひぃッ!?んっ、あっ、うああぁぁぁ〜〜〜ッ!?」

ジェシカとフロールはよだれと母乳、愛液を撒き散らせながら相手の突進を受け止め続ける。
その目からはとうに理性など飛んでいる。
完全にスイッチが入ってしまったご様子だ。
そしてついに獣と化した2人の、待ち望んでいた精液が発射された。

「「うぅッ!?」」

アンジェリカとテオは短くうめくと、浄化魔法のかかった精液が子宮めがけて殺到した。
浄化魔法は子宮から2人の身体全体に広がっていき、魔女にかけられていた呪いを分解し始める。
これで終わった・・・。アンジェリカがそう思ったそのときだ。

(我が力を恐れぬ愚か者よ・・・。我が怒りを受け、呪われるがいい!)

突然アンジェリカの脳裏に女の声が響いてきた。
その瞬間、アンジェリカとテオの身体にドス黒い魔力が渦を巻いて何かを形成していくのを感じた。
アンジェリカはそれが何なのかすぐに理解した。
2人の姉妹にかけられた呪いは個人を呪うものではなく、治そうとするものにまで及ぼす感染型の呪いだったのだ。
アンジェリカとテオに感染した呪いは、すごい勢いで形を成して2人の体を蝕もうとする。
もしこの呪いが完成すれば、ジェシカとフロールの治療は中断され、自分たちの呪いに汚染されてしまう。
だが幸いなことにアンジェリカは事前に強化の魔法をかけている。
呪いが完成していない今ならまだ間に合うはずだ。
そう判断したアンジェリカは魔力を集中して呪いの治療を再開した。
すさまじい魔力に呪いはきしみ、悲鳴を上げる。
だが相手は腐っても魔女と恐れられた女の呪い。
負けてたまるかとばかりアンジェリカの身体を蝕み始める。
そして4人の身体を蝕む呪いと強化された浄化魔法は、お互いの存在を抹消しきれず、エネルギーの本流となって爆発した。

「「「「あああぁぁぁッ!?」」」」

身体を駆け巡るそのエネルギーの奔流に4人は絶頂を越えた快感に襲われ、悲鳴を上げる。
自分の治療が成功したのか、否か。
それを知ろうにも、アンジェリカの意識はすでに闇の底へと沈んでいた―――。

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