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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 41

静まり返った一室で、服を脱ぐ布ずれの音だけが響き渡る。
そして最後の1枚が床に落ち、女になったヒューストンの裸体があらわになる。
彼女の裸体は男だったものを無理やり女のそれに変えたしまったせいか、ひどくアンバランスな体つきであった。
体格こそ変わっていないが、胸が異常なくらい大きく膨れているのだ。
もしかしたら女性化の呪いはまだ完全ではなく、これからゆっくりと女らしくなるのかもしれない。
ヒューストンは初めて見る自分以外の男性器にそっと手を伸ばす。
そして優しくテオの剛直を手の中に包み込むとそのまま上下に動かし始めた。

「んッ・・・あッ、うぅッ・・・!?」

深い眠りについているテオがうめく。
ヒューストンの魔法で目覚めることがないと言え、やはり彼の声を聞くと心理的に動揺を隠せない。
彼女にはテオと交わることに何の抵抗もないが、テオからすれば男同士で交わっているような感覚があるかもしれないからだ。
さりとて現状で魔女を追うための力を得る手段は他になく。
だからこそヒューストンはテオを深い眠りに落としたのであった。
そうこうしているうちに、テオの肉棒はすっかり硬度を増し、灼熱の剛直と化す。
ヒューストンは頃合よしと判断すると、剛直をつかむ手を離し、今度は彼の剛直をゆっくりと口の中に含む。

「んッ・・・ん、ん、んん・・・っ」

そしてテオの剛直に丹念に舌を這わせていく。
たどたどしくもツボを心得たその舌技に、テオの剛直はたまらず暴発してしまう。

ビュクッ!ビュクッ、ビュククッ!

「んぐッ!?ん、ンン〜〜〜ッ!?」

突然の射精にヒューストンは驚くも、何とかそれを嚥下する。
彼の意思を無視してこのような行為に及んでいるのだ、せめてできるだけ気持ちよくさせようという、ヒューストンのせめてもの思いだった。
精液特有の味とにおいが彼女の口の中に充満する。
しかし意外と不快感はなかった。魔女の呪いによるものなのか、それとも彼女自身がスケベなだけか。
それを判断する材料はどこにもなかったが。
精液を飲み下したヒューストンはとろけた表情で肉棒から口を離し、そっと自らの唇を指でなでる。
気持ちいい。このまま快楽に身をゆだねてしまいたい。
ヒューストンの心の中にそんな欲望が鎌首をもたげる。
しかし彼女は危ういところでその欲望に耐える。
これは魔女に対抗するための手段であり、そのためとは言えテオの許可も得ずに行っているのだ。
彼を性処理の道具にすることなど絶対にできない。
しかしそのためには先のステップに進まなければならず、欲望は尽きせぬ源泉のごとくあふれてくる。

(・・・耐えられるか?)

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