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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 35

今回テオたちにプレゼントした呪いはどれも特別製の代物だった。
まず自分の呪いを不完全ながら解除したヒューストンは性別を換えることで魔力の齟齬を起こさせた。
基本的な魔法は使えるだろうが、女となってしまった今、自分の複雑な呪いを解除するなんてできないだろう。
そしてジェシカとフロールの息子、クーとシャーレ。
あの2人には自分から逃げたジェシカとフロールを苦しめるためにもう1つの性転換の呪いを遅効型でかけておいた。
きっと自分のところに来る頃には2人の息子は娘となり、4人とも性欲を発散できずに自分のもとに戻ってくることだろう。
それは稀代の愉快犯である魔女らしい手口だが、彼女は新たな獲物であるアンジェリカにも一つ仕掛けをしていた。
それはテオである。
隣の部屋で眠るテオは、あの素晴らしいペ○スが失われ、魔女によって女の子に性転換されていた。
これでアンジェリカも欲求不満にさせ、自分に跪かせようという積もりであった。
更にテオの母や姉の様子から、テオを女の子にした方が良い奴隷になると見たからだった。

魔女は自分の下に来るであろう、7人の娘たちが来たらどんなことをしようか、その期待に胸を高鳴らせずにはいられなかった。
だが。万事順調かに見える魔女にもまったく懸念がないわけではない。
あの少年に呪いをかけたとき、妙な手ごたえがあったのだ。
普通呪いをかけるとき、呪いをかけたという手ごたえを感じる。
たとえるなら、硬い地面や石版に文字を彫ったような感覚だ。
しかし。テオにかけたときは違った。手ごたえがなかったわけではない。
その感覚が妙だったのだ。まるでぬかるみの上に文字を書いたような、そんな手ごたえ。

(・・・もしかしたらあのコ、思った以上に私を楽しませてくれる存在なのかもしれないわねぇ・・・?)

それならそれでいい。魔女は悠然と構え、仮面の裏で陰惨な笑みに顔をゆがめるのだった。

――――

一方その頃。事の次第を知らないテオは、再びあの場所へと戻ってきていた。
地面はおろか世界の端がどこにあるかもわからない淡く白い光に包まれた幻想的な空間。
そこでテオは見覚えのある2人の美女の奉仕を受けていた。

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