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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 30

驚いた2人はとっさに声が聞こえてきた壁を見る。
ヒューストンは隣の部屋でジェシカたちの子供の様子を見ていたはずだ。
彼らに何かあったのだろうか?

「テオっ!ケガ人のあなたはここで待っていなさい!
 私が様子を見てくるわ!」

アンジェリカは腰を浮かしかけたテオを制すると、急いで隣の部屋に向かうべく駆け出した。
部屋から出ると、そこにはちょうど戻ってきたらしいジェシカとフロールが駆けつけたところであった。
しかし今は子供たちのほうが優先だ。
3人は先を争うようにしながら隣の部屋のドアを開け放った。
部屋の中で3人が見た物は…
滅茶苦茶になった室内と、前髪を焦がしたヒューストン、それと呆然とした表情をした少年達だった。
母親達は駆け寄り息子達を抱きしめながら、その身を確認するが…怪我や変化は全く無い。
申し訳なさそうなヒューストンにアンジェリカが聞く。
「どうしたんですかっ……これは、一体…」
「いや、面目無い…少年達に身を守る為の魔法を指導したら、かなり魔力が強くて、制御不能にさせてしまったよ…」
すまなそうに頭を掻くヒューストンにアンジェリカは驚いて周囲を見る。

確か少年達は4歳程度である。
それが、部屋をこうしてしまう魔力だから末恐ろしいレベルだ。
言える事は、彼らがこの旅に動向しても問題無いぐらいの実力だと言う事だ。
母と子の絆とかを考えても、これは明るい話しかもしれない。
「まあ、何にしろ無事で良かったわ…」
「とは言え、防御が遅れて部屋をこうしてしまったがね…」
意外な収穫と全員の無事にホッとするアンジェリカに、ヒューストンは苦笑でそう答えたのだった。

その後、ヒューストンは部屋の弁償やらなんやらで忙しく動き回り、アンジェリカもテオの看病に戻った。

そして、ジェシカとフロールは……
替わりの部屋で息子と共にいた。
この再開と母子セックスは、それぞれの母子に少し立場の変化をもたらしていた。
フロールは息子への溺愛ぶりが強烈に増し、息子の側を離れたがらなくなっていた。
先程の外出も始終そわそわしていたぐらいだ。
そして不思議な事に息子のセックス以来、他の男に発情する呪いの効果は薄れていた。

しかし、息子のイボイボペ○スにすっかり虜になり、暇さえあれば息子とセックスしている有り様だった。
その上、そんな愛しい息子のお願いなら何でも聞くと言う状況で、むしろ息子に好かれようとご機嫌取りに躍起になっている節さえあった。
完全に息子の性奴隷のような感じだった。

一方、ジェシカの方もあれ以来呪いの効果はあまり感じなくなっていた。
彼女の方はフロールの逆で、息子がこれでもかと言う程甘えてくるのだ。
所構わず尻尾を振ってジェシカに抱きつき、かまって貰えないと悲しそうにする。

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