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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 23


一方。教会のジェシカとフロールは、今まさにシスターの愛撫でいいようにもてあそばれていた。

「あうッ!?あッ・・・くあぁッ!?」
「く・・・そ、やめ・・・ろぉッ!?」
「うふふ、まぁだそんなことを言える余裕があるなんて素敵よ2人とも。
 私が骨の髄まで蕩かせて、あの方に仕えていた頃見たいにしてあげるからねぇ・・・♪」
既に立ってられず膝を付いたジェシカとフロールは全裸に剥かれ、シスターの愛撫に手を床について悶えるだけしかできなかった。
解呪の影響で更に淫乱化した二人のとって、女のツボを知り尽くした愛撫に抵抗する事すらできず…どんどんと意識は快楽に支配されていく。
彼女達が墜ちるのは時間の問題と思えた。

だが…シスターは二人の責めに夢中になっていて、教会のわずかな変化を見逃していた。
教会の椅子がゆっくりとひとりでに動いている事に…


ゴンッ!!…

ジェシカとフロールすら一瞬我に返る程の鈍い音…
それはシスターも同じく、後頭部に鈍い音と衝撃を受け、一瞬目の前で火花が散る。
「だっ?!、誰っ!!…」
怒りと共に立ち上がり、周囲を見渡すシスターだが、彼女の怒声だけが空虚に教会内に響くのみで、そこには誰も居なかった。

ゴツンッ!!…

更に後頭部に椅子が直撃…
よろめいたシスターが頭を抑えながら周囲を見渡すが何も居ない。

それどころか、四方八方から椅子がシスター目掛けて襲いかかってきた…それも、ひとりでにある。
「くあっ!、どっ、どこから操ってるのっ?!…」
木の椅子とは言え当たると痛いし、四方八方から連続に飛んでくる椅子は、余り身体能力が優れてる訳でないシスターは避ける事すらできない。
何がどうなっているのか…
シスターだけでなく、ジェシカやフロールも呆然と成り行きを見るしか無かった。
散々シスターに椅子がぶつかった所で、椅子の攻撃が止まった。

あらかた椅子がなくなったのもあるだろう…
後に残るは静寂の中に痛みに呻くシスターの声だけだった。
「…何?…何なの…」
多少戻った理性で状況を見ながら、掠れた声でジェシカが呟くように言うが、ここにいる全員の気持ちであろう。
その時、また椅子が空中に飛ぶ。
一瞬、身を竦めたシスターだったが、それは教会の高い天井に向かって大きな放物線を描く。
それに身を竦めたシスターも、ジェシカもフロールも椅子の方に目がいく。
その彼女達が我に反ったのは、シスターの凄い悲鳴だった。

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