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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 21


その言葉にシスターは驚いたように言葉を詰まらせた・・・が。

「・・・く。くくっ・・・あーはっはっはっはっ!!」

突然シスターが狂ったように笑い出した。

「そうか・・・そうかそうか!貴様らは『あのお方』のモルモットだったか!
 なんと・・・何という幸運!あの方の偉大さに魅入られて早10年、まさかあの方が直々に作られたモルモットをこの手にできるとは!」

そして笑い狂うシスターは懐から仮面を取り出す。
その仮面を見てジェシカとフロールの顔色が変わった。
それは忘れもしない、あの魔女の仮面ではない。
そしてシスターのあの言動・・・2人はそこから理解した。
この女は・・・『信奉者』なのだと。
信奉者の証がその仮面だった。
魔女の仮面に似せたその仮面は、魔女の魔力が宿ると言う。
信奉者故に魔女から仮面を貰えるのか、仮面を手にしたから信奉者となったのか……
その事実は兎も角、多くの魔女事件を見れば、ほぼ信奉者の存在が見え隠れしている。
ジェシカは油断なく構えながらシスターに叫ぶ。
「拐った女達はどこ!」
不気味な笑みを浮かべるシスターは、仮面をつけながらジェシカに答える。
「丁度奴隷商人に出荷した所だわ。今頃海の上かしら?」

シスターはこれ以上にないぐらい満足げに笑いながら二人に言う。
「貴女達の息子だっけ?協力には感謝するわ」
それにはジェシカ以上にフロールの表情が一変する。
異形とは言え、いや異形だからこそ息子を愛する気持ちは非常に強かった。
その愛する息子を悪事に利用されたのだ。
ジェシカも怒り心頭だが、フロールは我を忘れてしまう程に怒り狂っていた。
「このっ!!、外道!!」
だが、フロールの怒りで振り上げたロッドの動きがそのまま止まる。
そして、フロールの膝が少し崩れる。

それはジェシカも同じだ。
身体を震わせる二人の股の間から漏らしたように汁が吹き出し、床に水溜まりを作っていく。
シスターが仮面をつけてから、彼女達の身体はどうしようもないぐらい発情しはじめたのだ。

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