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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 15


「出、るぅっ!?」
「やぁンっ、来た来たぁっ♪」
「きゃあっ♪」
「出してっ。テオの精液たくさんかけてぇっ」

ヒューストンはテオの精液を浴びて恍惚とする3人の様子に、不安を覚えずにはいられなかった。
ちなみにヒューストンが男なら垂涎もののこの光景に欲情しないのは決して不能とか男色だからということではない。
彼は神に仕える司祭。敬虔な信者である彼は、神の教えに従い、複数の女性と関係を持つことを嫌っているのである。
だからこそ、3人のテオ中毒が悪化しているわけなのが。
魔女が潜伏しているというシロクサで、彼らは無事にその呪いを解くことができるのだろうか?

――――

そしてやってきました、港町シロクサ。
交易の拠点となる港町だけあって、前の町に負けないくらい活気に満ちている。
しかしそれを見たテオたちの心中は複雑だ。
稀代の愉快犯である魔女が潜伏しているというのにこれだけ活気があるということは、魔女がいても気にしてないか、魔女が悪事を行っていない・・・すなわちこの町にいない可能性があるということだからだ。
自分たちのような被害者が出ないでほしいと思う反面、手がかりは彼女の起こす悪事だけというのだから、皮肉な話である。
4人の心中を察したヒューストンは、場の空気を少しでも明るくしようとあわててその口を開く。

「ほら、みなさんっ!早くこの町のギルドに行きましょう!
 あそこなら魔女の情報が手に入るかもしれませんよ!?」

4人はヒューストンの必死の励ましに一縷の望みを託しつつ、ギルドに向かって歩を進めた。
ギルドはすぐに見つかった。
たいていギルドは仕事がしやすいように酒場を兼業しているので、片っ端から酒場を当たっていけば簡単に見つけられるのだ。
この町の場合は町の大きさも手伝って、宿屋も兼業している、かなり大きな店だった。
真っ昼間だと言うのに酒を食らって談笑している住人や冒険者などで酒場は大いににぎわっている。
テオたちはそんな様子に不安の色を濃くしつつもバーテンダーにギルドの担当者を呼んでもらう。

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