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姉妹と少年〜復讐者たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姉妹と少年〜復讐者たち 12

ただ、無効化できた時間は思ったより短く、セックスを止めればほぼすぐに呪いの効果が戻ってしまう。
セックスの間だけ限定で呪いが解けると言う状態は、逆に嫌がらせのようでもあった。
一瞬訪れた歓喜も、すぐに失望に変わってしまった。

ただ、テオは無尽蔵に精力があるようで、原理的には起きている間、常にセックスしていれば呪いは無効化できる訳だ……
可能でも人間として非常に問題だが。
それに、こんな状態ならすぐに彼女達は妊娠してしまう。
この世界は妊娠を促進する魔法はあっても避妊は無いからだ。

 
そして3週間が過ぎた。
ジェシカとフロールは、テオの精液がないと身体が動かないという症状は続いていたが、逆耐性が生じていた。
というのも、○ックス後の肉体を動かせる時間が、少しずつ長くなっていたのだ。
毎日、執拗に射精された2人は、今では○ックス後3時間ほどは自由に体を動かせるようになっていた。
そしてさらに1週間が過ぎようとしたある日。
「みんな喜べ!この呪いを解く手段が見つかったぞ!」

――――

「・・・もしかしたら、それを利用して呪いを緩和することができるかも」

鎧を借りに行っていたアンジェリカは、3人から話の顛末を聞いてあるそんな言葉を口にした。
何度となく絶望を味わったジェシカたちであるが、普通の生活を送りたいという願いはいつまでたっても色あせることはない。
気色ばむジェシカたちに、アンジェリカが出した答えはペニスバンドつきの下着であった。

「あ、アンジェリカさん、それは・・・?」
「私たち、魔女の呪いが中途半端に解除されたせいでこんな身体になっちゃったでしょ?
 だから身体のうずきやあふれる母乳対策にオトナのお店で買ってきたの」
「そ、それでそれをいったいどうするんです?」

テオは下着から顔を背けながらアンジェリカに質問する。
しかし彼女の答えを聞いた瞬間、彼は質問したことを後悔する。
それは彼にとってちょっとした羞恥プレイを強いられるようなことだったのだ。

「話から察するに、テオ君の精液と性交が必要なんでしょ?
 それなら朝一番の濃厚な精液を注いでもらって、これでふたをすれば擬似的にHしている状態を維持できるってわけ」
「そっ・・・!?そんなことできるわけが・・・!」
「テオ君が私たちを妊娠させてくれれば、こんなモノを使わなくてもいいかもしれないんだけど?」
「す、すみません。その下着を使う方向で」

アンジェリカの一撃にテオ、轟沈。
さっそくアンジェリカが代表して実験してみたところ、予想通りの効果を得られた。

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