グラディエイター 43
「もちろんです、お兄様。
私はお兄様のため、この国のためにすべてを捧げた女。
お兄様のお役に立てるなら、何をためらうことがあるでしょう。
どうかこの身体、お好きなだけお使いください」
マリーの返事に、クリスも力強くうなずいた。
するとちょうど、コックピットに外にいるはずの整備班の声が聞こえてきた。
「クリス様!そろそろ出撃準備をお願いします!」
「わかった。マリー」
「はいっ!」
クリスの呼びかけに、マリーはすぐさま行動を開始した。
マリーはクリスの前で尻を向けると、コックピットにある2つの穴に両足を突っ込んだ。
その瞬間、細くぬめる無数の何かがマリーの足に這い回る感触が伝わってくる。
「うっ・・・く・・・ああぁ・・・!」
嫌悪とも恍惚とも取れる声を上げながら、それでもマリーは穴の奥まで足を突っ込む。
そして足から伝わる感触に悶えながら、今度は両脇から出てきた接続機器に腕を伸ばす。
手足をつながれたその姿は、まるでこれから神に捧げられる生贄のようだ。
「お待たせ、しましたっ・・・。お兄さ、まっ・・・!」
全身を紅潮させ、荒い呼吸をしながらマリーがクリスにすべての準備が整ったことを伝えた。
黙ってすべてを見ていたクリスは無言でうなずくと、股間からいきり立った肉棒を取り出す。
そしてクリスがマリーの熱く潤った秘所に剛直を差し込んだ瞬間、操機兵(グラディエイター)に生命が吹き込まれた。
「ンああぁッ!?」
マリーは挿入されただけで絶頂し、悲鳴を上げてビクビクと痙攣した。
任務のたびにクリスとつながっているのに、マリーはいつも挿入されるたびに絶頂する。
これからクリスは任務だとわかっているのに。
自分のために迷惑をかけてはいけないのに。
どれだけ頭で理解していても、心が、本能がどうしてもクリスを求めてしまう。
クリスとつながっているだけで、心があっという間に満たされてしまう。
それはマリーがどれだけクリスを想っているかがうかがえた。
そしてそれは他の操機兵(グラディエイター)のコックピットでも同じように行われていた。
「ああッ!?シェル・・・シェルぅっ!!」
「アイナっ・・・!」
3号機に乗ったシェルとアイナは対面座位で1つとなっていた。
その喜びに涙したアイナはシェルに抱きしめられ、情熱的なキスを交わす。