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グラディエイター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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グラディエイター 5

宮廷画家がこぞって彼の絵を描きたがると言うぐらい、クリスは美しい少年で、均整の取れた肉体は名工の刻んだ彫刻のようであった。
そのペ○スは巨大と言う程ではないが、十分に立派で雄々しいものである。
彼はその非の打ち所のない肉体を戦闘服に包み、妹の首輪にリードを付けた。
「さあ、行こうかマリー・・・」
「はい、お兄様・・・」

四つん這いでたわわな胸を揺らし兄について行くマリーは、蜜壺を淫らな汁で湿らせていた。
マリーにとっては、決して望む事のできなかった最愛の兄との関係を成就できた幸せで一杯だった。
それが、人を捨てる行為であれど・・・

マリーは後悔なんてしていなかった。
そして、クリスも複雑な思いを胸に抱きながらも愛しいマリーを愛すると心に決めている。
「マリー、寒かったら何か被せるよ。」
「お兄様、大丈夫ですわ。寧ろ、こうしてお兄様と一緒に歩いて幸せですわ。」
季節は春になったとはいえグラーナ公国は春になったばかりでも寒さが残る為、マリーが風邪をひかないか心配のクリスであったが、愛しい兄と共にいるマリーにとっては寒さぐらいは平気であった。
基本的に妊兵となった者は、胎内の魔操晶の効果からか気温の変化に対応できる身体になっている。
しかも、辱めを受ける事が必要である故に、隠す必要もない。
だが、こんな風にクリスが気遣うのは、マリーが深窓の姫君だった頃の名残だろう。
四つん這いながら寄り添うようにマリーは歩き、操機兵デッキまでやってきた。
そこではクリスの部下の4人のハイランダーと、付き従う4人のダイナモが彼らを待っていた。

「待たせたね」
クリスは敬礼する部下達に優しい笑みを見せる。
全員がかなり若いが、彼らの任務は決して小さくない。
クリスに命じられた任務は、新型実験機のデータ収集を兼ねた魔物討伐・・・
現在の公国主力機ゲシュパルトは、名アルケミストである故ルフベルト師が製作した大陸屈指の名機であったが、製造から40年と古く・・・周辺国がここ数年で新型機の投入が相次ぎ、公国も新型機の投入を考えざるを得ない時期にさしかかって来ていた。

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