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グラディエイター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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グラディエイター 4

だが、やや小柄で陶器のような白い肌を持つ姫君の身体は、尻や太ももは彼女の雰囲気にそぐわない程ムッチリと成熟し、胸もありえないほど大きかった。
そう、彼女もダイナモであり・・・公族と言えど逃れる事のできない運命でクリス公子の妊兵になっていたのだ。
牝奴隷に墜とされざるを得なかった妹を、兄は悲しいような、嬉しい様な表情で微笑み頭を優しく撫でている。
妹も、その兄に嬉しそうに奉仕する。
このような状況だが、それは愛の営みのように見えた。

その二人だけの世界を破ったのは、ドアのノック音だった。
クリスは妹の頭を撫でたまま、ドアの向こうに言った。
「いいですよ、入ってきなさい」
失礼しますの声で入ってきた兵士は、二人の営みを見て赤面する。
「キッ、キリングです、殿下・・・出撃の準備が整いましたので、ご報告にきましたっ!」
アルト・キリング、まだ12歳の新任ハイランダーである。

キリング士爵家の子息で、姉のソフィアを妊兵にしていた。
キリング士爵家からは、14歳で兄のジョアンも実の母親のミリアを妊兵にして、この部隊に所属している。
キリング士爵家は二人もハイランダーを出して大変なのだろうが、当のキリング士爵には莫大な褒章と、娘程も若い後妻が来たらしく、毎日楽しんでいるとの話も聞いた。
それは兎も角、まだ新任とは言えセックスには慣れた筈のアルトの可愛らしい反応に、クリスは優しく微笑む。

「ご苦労です、アルト・・・すぐに行くと皆に伝えて下さい」
彼はそう言ってマリーの頭を優しく叩き、奉仕を中断させる。
そして、悪戯っ子のような笑みでアルトに言う。
「ソフィアには、フェ○チオはして貰ってないのかい?」
その言葉に、アルトは茹で上がったかのように真っ赤になる。
「あうわぁっ!、ぼっ、僕はそんなにっ!・・・まっ、まだ解らなくてぇっ!!・・・」
見事なまでに慌てて、12歳の少年らしい表情になる。

そんな反応だから、アルトは部隊のマスコット的存在だ。
かなりの甘えん坊らしく、それを兄のジョアンにからかわれたりするが、部隊の全員だけでなく飛空挺のスタッフもそんなアルトを弟のように可愛がってくれていた。
クリスの接し方も、可愛い弟に対するようだった。

逃げるようにクリスの前から消えるアルトの後姿に微笑みながら、クリスは用意を始める。

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