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グラディエイター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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グラディエイター 36

どれだけジョアンを気持ちよくさせようと身体をこすりつけても、取っ掛かりがない以上、どうしても奉仕合戦から追いやられてしまう。
もちろんクランに好意的な連中は彼女のためにスペースを開けてくれたりしているのだが。
ぶるぶる、ぶるんぶるんと激しく揺れる乳房の前に、どうしても奉仕合戦から追いやられてしまうのだ。
それでもと必死にクランが奉仕する中。
もっとも奉仕の激しいペ○スがもう限界だとばかりにピクピクと痙攣しだした。

「くっ・・・出す、ぞぉっ!?」
「「「「きゃあああぁぁぁンッ!?」」」」

その掛け声にあわせて放出される大量の精液。
それは股間に群がっていたメイドたちの顔や身体を汚し。
メイドたちはそれだけで絶頂に達してしまった。
幸せそうな仲間たちの顔に向けられる嫉妬と羨望のまなざし。
その中で1人自身への未熟を恥じるクラン。
彼女が主であるジョアンの目にかかる日はまだまだ遠いようであった。

――――

さて今度はシェルのほうを見てみよう。
彼の部屋の前には、ちょうどパンやチーズなどをのせたトレーを持ってきたメイドがやってきていた。

コンコン、

「シェル様。お食事をお持ちいたしました」
「ああ、入ってくれ」

メイドがシェルの許可を得て入室すると。
そこにはテーブルで読書をしながら、ゆったりとした時間を過ごすシェルの姿があった。
彼のまわりには身の回りの世話をしてくれるメイドが数人控えているものの、誰一人としてアルトやジョアンのように性的な行為に走る気配がない。
ある意味異様な空気漂う中、入室したメイドはテーブルの上に食事を並べ、主人の様子を訊ねた。

「シェル様。お身体の具合はいかがですか?」
「ん?ああ、大丈夫だよ。そんなに元気がないように見えたかい?」

シェルの問いにメイドは一瞬ためらうが、何かを決心したかのように顔を上げて答えた。

「・・・はい。失礼ながら、やはり私たちがお慰めしたほうが・・・」
「ミリー。悪いけどその話ならオレの答えはNOだ。
 オレはアイナ以外の女を抱くつもりはない」
「シェル様!ご無理を言うのもおやめになってください!
 私どもが気づはぬとでもお思いですか!?
 アイナ様だけしかお相手になさらないために、他の機士様方より精力が低く、任務の後にはいつも疲弊してらっしゃることを!」

そう。メイドたちは別に単なる性欲のはけ口や身の回りの世話をする、便利屋という存在ではない。
彼女たちメイドは機士の精力を鍛えるための訓練パートナーでもあるのだ。
何しろ妊兵となった女の身体は極上だ。
並みの男ならあっという間に一生分の精液を吐き出してしまうだろう。

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