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グラディエイター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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グラディエイター 22

そんな時間を、女の子らしい他愛も無い会話で過ごすのが彼女達の日課であり、こんな状況の中での唯一の楽しみだった。


一方、機士の方は…
グラディエイターから降りた機士はシャワー室で汗を流す。
五人同時に並んでシャワーを浴びていると、やはり全員の目はクリスに向かう。
物静かで優しい少年のクリスは、その容貌からは想像できないぐらい細身ながら鍛えこんだ肉体をしている。
それはさながら名工によって刻まれた彫刻のようで、その美しい筋肉美を目にしたメイドが卒倒してしまった事があるぐらいだ。

その肉体以上に自己主張するのが、彼の股間で今だに力を失わない男根である。
均整の取れた大きさに太さのそれは、形も非常に整っていて、まさに理想の男のシンボルだった。
しかも、マリーの胎をあれだけ膨らませるぐらい出したと言うのに、まだ腹を叩きそうな勢いでそそり立っている。
他の4人のペ○スの力無さとは対象的だった。
別に、この4人の精力が少ない訳ではない。
一般人からすれば圧倒的な精力で、一般女性相手なら一晩中何人でもいける。
しかし、グラディエイターから降りるとそうはいかない。

絶倫を誇る機士ですら、そのシンボルは萎えきってしまい、暫くはしたくないと思うぐらいだ。
クリスがむしろ特別なぐらいで、こんな絶倫はそうはいなかった。
4人の部下達は、主君の細身ながら鍛えられ彫刻のように美しい肉体と、全く萎える事を知らない立派なシンボルを見る度に感嘆しか漏れず、見惚れて赤面してしまうぐらいだった。
「凄いなぁ…クリス殿下は…」
赤くなって自分のまだまだ幼い身体と見比べるのはアルト…
彼にとっては上官と言うより、憧れの人である。

「殿下と比べちゃ駄目だよ…殿下は特別凄いんだからさ」
アルトにそう言うのはシェルである。
ストレートのロングヘアのシェルは顔だけでなく体格も女性のようで、シンボルさえ見えなければささやかな胸の美少女にしか見えない。
クリスを見ている二人の男根は、流石に立つ気力もなさそうだった。
そのクリスは彼らの羨望の視線など気にする事なくシャワーを浴び終えると、従者からタオルを受け取り身体を拭く。
本来はメイドの仕事なのだが、流血沙汰となるので男の従者が行うようになった。

その従者すら、乙女のように真っ赤になるのだから、それは正しい判断と言えた。
そしてクリスは新しい軍服に袖を通すと、慌てて着替えた部下達が彼の前に並ぶ。
クリスは将官用の白、部下達は士官用の青だ。
白と青はグラーナ公国の象徴色で、軍服の他グラディエイターもこの色で着色される。
クリスの金の刺繍があしらわれた軍服の首筋には、公家の紋章である白い蘭が刻まれていた。
「皆、ご苦労です…アルケミスト達に機体状況を報告して休養を取って下さい」

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