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グラディエイター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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グラディエイター 19

恐らく今日は、体力の消耗した機士達が自分達を呼ぶ事がないのは想像できる。
妊兵も消耗は激しいが、機士もそうであるのだ。
身内に甘えられれば辛さもまぎらわせれるが、出撃した日は仕方がなかった。
今日は妊兵達だけで慰め合うしかない。
精神的に慰め合うだけでなく、肉体的にもである…
彼女達の膨らんだお腹は徐々に小さくなっていってるが、それは魔操晶が精液を吸収しているからである。
魔操晶は吸収するとエネルギーを電池のように貯蔵するが、それが妊兵に困った事態をもたらす。

エネルギーの充満した身体が発情するのだ。
しかし、体力消耗した機士はまず今晩は相手できない。
そんな事をしていると機士が潰れ、彼女達には悲惨な運命が待っている事ぐらい理解している。
グラディエイターに乗っていればエネルギーを消費するからいいのだが、ここではエネルギーが貯まる一方…
彼女達の発情度合いも酷くなっていく。
ミリアの髪を解く指も少しずつ震えてくるが、全員の分をなんとか終わらせる事ができた。
自分の髪はソフィアにしてもらい、唯一のオシャレが終わった頃には、全員が発情で肌を紅潮させていた。

身なりを整えたばかりのこともあり、最初はやり過ごそうと思った妊兵たちであったが。
それは落ち着くばかりか。時間の経過とともにどんどん大きく膨れだし、我慢するどころの話ではなくなってしまった。

「も、もうダメっ!?あたし、もう我慢できないッ!?」
「んぐッ!?」

最初に我慢の限界に達したのは、5人でもっと淫乱なアイナだ。
彼女は近くにいたソフィアを押し倒すと、情熱的に唇を重ね、大きく膨らんだ乳房をもみ上げ。
少しでも身体を重ねようと肌と肌を強く密着させる。

「んン〜ッ!?ふッ、ふああぁ〜〜ッ!?」
「だ、ダメッ!?落ち着きなさい、アイナっ!」
「しっかり自分を保つのよ!?」

暴走するアイナにアニータたちはあわてて引っぺがそうとする。
戦闘であれだけ絶頂し、体力を消耗した状態で性欲に身を任せたりしたら、身体を壊しかねない。
最悪死ぬ危険性だってある。
だが彼女たちはいつも自分の命と引き換えにしてでも快楽を貪りたいという欲求は、彼女たちの身体をさいなみ続ける。
それは戦闘直後の妊兵の最大の悩みというべき問題であった。
しかし人一倍性欲の強いアイナは止まらない。
Hができない今、いったいどうしたらいいのか?
そう思われたその時。

「・・・っ、ごめんッ」

ソフィアはそう言うと、アイナの首筋をトンとたたいた。
当身を食らったアイナは気を失ってその場に崩れ落ちる。
マリーたちは倒れてきたアイナの身体をあわてて抱きとめると、そっと冷たい床に横たえた。
みながほっと安堵のため息をつく中、マリーがソフィアに感謝の言葉を伝えた。

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