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グラディエイター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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グラディエイター 13

ググッとクリスの脚にも力がこもる。
いつ見てもイグネシアンの突撃は圧巻である。
チラリと横に目をやると、腰を落として動かないジョアン機を確認し、クリスふふと笑いマリーの乳を握る手に少し力を入れる。
そして…

ドグゥオンッッ!!…
目から火花が出るような衝撃でイグネシアンが頭から炸裂する。
流石のグラディエイターとて、数マール押される程だった。
だが、クリスの盾はガッチリと魔獣の突進を受け止めていた。

受け止めた瞬間、クリス機の右手が動く。

目にも止まらぬ早業と呼べる速度で、長剣がイグネシアンの柔らかい首筋を貫いた。
「ブゥモオオォォォゥッッッ!!!…」
大量の血を撒き散らせながら断末魔の咆哮を上げるイグネシアンの巨体は、暴れながら痙攣すると、ドウと大地に倒れる。
鮮やかな手並みでイグネシアンを倒したクリスの横で、ジョアンの4号機もイグネシアンの突撃を受けていた。
2頭同時の突撃を喰らった4号機は、クリス機と同じぐらい後退していた。
いや…2頭同時の突撃を、殆ど下がらずに食い止めたと言うべきか…

恐るべき装甲とそれを支えるパワーだが、乗っているジョアンは少々不満げであった。
彼の不満の一つは、僅かとは言え下がってしまった事…
弾き返すぐらいの気持ちだったから、押されてしまったのが不満なのだ。
もう一つの理由と言うのが、突撃を喰らった瞬間に射精してしまった事…
それはエネルギー消費が増える程、ダイナモが精液を欲するから仕方の無い事なのだが、母の膣内でビビって漏らしたかのようなタイミングだったから、男の子として許せるものじゃなかった。

しかも、精を受けた母のその時ばかりは大きかった甘い喘ぎが、少年のプライドに火を点けていた。
母や姉に体格ではまだ敵わなくとも、ジョアンも男の子なのである。
「こなくそっ!!」
叫びながら、何時も以上に乳を力を入れて掴むのは、思春期らしい苛立ちに溢れていた。
目の前のイグネシアンを憂さ晴らしとばかりに喉に手をかけ、強引に喉輪ですくい上げる。

グゴゴゴゴッ…

グラディエイターとそう変わらぬ重量のイグネシアンが、2頭共に4号機の喉輪に後ろ足立ちになる。

必死にもがくものの、目の前にした新型機はとてつもない剛力だった。
「オレをっ!、オレをっ!…な・め・る・なっ!!」
ジョアンは叫び、母の乳首を力を込めて指で押し込む。

グシャアッ!!…

彼女の悲鳴と共に4号機の盾から蟹の鋏のような刃がイグネシアンの喉を2頭同時に鋏み斬る。
そして、そのまま押しきり、イグネシアンの巨体をひっくり返して押し倒した。

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