元隷属の大魔導師 60
アリアは景気よく服を脱いでいき、身に纏うのは下半身の下着のみとなった。
「今日は……私が攻めるの…」
「おいおい、無理しなくてもな……」
「してないもん。今日は私がデルマーノをひぃひぃ、言わせるのよっ」
アリアはベットに座ってと、身振りでデルマーノに伝える。
デルマーノは渋々とそれに従う。
彼女が快楽の波に飲まれると幼児語になり、頑として他人の意見を聞かなくなるとこれまでの行為で学んでいたからだ。
「んと………まずは…」
アリアはデルマーノの足の間に跪くと彼のズボンに手を掛ける。
服の上からでも彼のそこはすでに膨らんでいる事が分かった。
カチャカチャ、と金属の留め具を外し、デルマーノのズボンを下ろす。
「おっ……きぃ…」
アリアはそう言い、息を漏らした。
これまで彼のそこは自分に挿入される時にしか見ておらず、その時にはもう、正常な思考が出来ていなかったため、間近でちゃんと見た事はなかったのだ。
「………な、舐めるのよね?たしか……」
「嫌なら止めといた方が良いぞ?」
「……大丈夫よ、大丈夫…」
己に言い聞かせるように言うとアリアは舌を小さく出し彼のモノを舐めようとする。
その舌先はフルフル、と震えていた。
徐々に愛しき彼のソレへと舌を近付けていく。
アリアの鼻を男性器独特の生臭い匂いが擽った。
そして、
「……………」
「……ぅっ」
アリアの舌が遂に彼のモノに触れた。
その僅かな刺激にデルマーノは敏感に声を漏らした。
彼の反応を耳で感じたアリアはおそるおそる、舌を這わせていく。
アリアの顎から額に掛けての長さと同じ程度のソレはピクピク、と痙攣した。
それに一瞬、アリアはたじろぐが気を取り直して舌で全体を舐める。
初めは驚いた、ソレの反応も次第に愛しさを感じさせ始めた。
…ちゅっ………ちゃ……
己の唾液で塗りたくられたデルマーノのモノをアリアは必死になって舐め続ける。
拙い動きではあるが、自身へ舌を滑らす愛しき女の動きにデルマーノは恍惚となった。
その表情を見たアリアは更に快楽を与えようと画策する。
(舐めた後は………くわえる、のよね……)
アリアは友人から得た知識を思い出した。
流石に男性器を口に含むのは抵抗があり、躊躇するアリア。
だが、自分の動きが彼へと快楽を生み出す快感に酔ったアリアは意を決し、口を開けるとソレをくわえ込んだ。
「………〜んっ!」
「ぅおっ?」
アリアの大胆な行動にデルマーノは驚愕の声を上げる。
それに気を良くしたアリアは歯が当たらないよう注意しながらも、一気に喉元へと飲み込んだ。
「っ?………ふぅ……ちゅ…んふ……」
口一杯に広がる男性器の匂いにアリアは一瞬、噎せるが暫くするとそれにも慣れ、頭を上下し始めた。
「……ふっ………ちゃ、ぷ……んんっ……」
「お……ぅ…ぁ………」
「…でふまぁの……きもひ、ひい?………」
上目使いに尋ねるアリアの頭を撫でながらデルマーノは答える。