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元隷属の大魔導師
官能リレー小説 - ファンタジー系

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元隷属の大魔導師 169

もともと、そういう性癖だったのだろう、ジルは獣欲に従い、喘ぎながらも必死にデルマーノにも気持ちよくなってもらおうと腰を振ったり、愛撫したりと様々な性技を披露してくる。
相手に尽くすことに快感を覚えるタイプなのだ。
エルフだ、吸血鬼だ、と言っても異性にそこまでされては男が庇護欲を刺激されないわけがない。
それは『愛』と呼ぶよりはむしろ『情』と呼ぶ方が相応しいだろう。
デルマーノは腰を軽く突き上げてみた。

――ズン

「ひゃうっ!?……はぁっ、んなぁ…………おく、膣奥にィ……はぁんっ……んふぅ……」

腰を突き上げる度に快感に身悶えるジルに気を良くしたデルマーノは続けざまに何度も腰を突き刺した。

「ひぐぅっ?……やっ、はぁ、んぁっ……急に、そんなァ……激し……ふぅんあぁぁっ!」

目尻に涙を浮かべ、半開きになった口の端から涎を垂らしたジルはデルマーノが突き上げるたびに嬌声で応える。
デルマーノは無性にジルが可愛く思えてきた。

「ヒッヒッ……締め付けが強まったな。それに――降りてきているぞ、子宮口がな?」

「はぁっ、はぁんっ!……イイですぅ……デルマーノさまぁ……もう、奥で……大きく……んはぁぅ」

ジルはデルマーノの腰に両手を当て、己の体重を支えると杭を打ちつけるように腰を上下させた。
その動きに一拍遅れで魔導照明を透かす金髪がフワリフワリと揺れる。

「デルマーノ、さまぁっ!……見てェ、んんっ……下、さい……繋がって……はぅ、んん……んむ〜〜、ん〜っ」

ジルは悦楽に犯された脳内で何を考えたのか、漆黒のエプロンドレスをたくし上げ、その端を口に加えると上下運動を再開した。
おそらく、自分のあらゆる全てを相手に見て欲しいのだろう、とデルマーノは勝手ながらも解釈する。
ならば、とその言葉に従った。

「ああ、見てる。俺のがお前のピンク色の初々しいマ○コに出たり、入ったりしている。初めてのクセにビショビショに濡らしてよがるなんて変態だな?」

「んっ?……むぅ〜っ……ふぅんっ…………んん、ん〜〜っ!」

デルマーノの揶揄するような言葉を受けてジルはエルフ特有の色白の肌を真っ赤に染め、ブンブンと頭を左右に振って恥辱に悶える。
それでもくわえたスカートの裾を離さないあたり、生粋のマゾヒズムの持ち主であるのだろう。
そんなジルを見ているとデルマーノの心の奥底から沸々と嗜虐心が沸き上がってくる。

「首を振っているが、それは喘いでいるんじゃなくて、もしかして否定しているのか?イヒヒッ!……おいおい、素直になれよ?お前は紛うことなき淫乱で、手足を拘束された相手にだろうがこうやって虐められると感じちまう変態マゾエルフだろ?」

「んふぅ〜〜っ、んんっ…………むふぁっんっ!」

ジルは涙を浮かべて振り払うように首を横に振った。
しかし、繋がっているデルマーノには自分が嗜虐的な言葉を発する度にキュウキュウと締め付けてくる侍女エルフの秘所を生で感じ、彼女の本心――本性が手に取るように把握できた。

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