元隷属の大魔導師 165
シャーロットはジルが着ているメイド服の裾から忍ばせた右手で彼女の乳房の先端を直にコリコリと摘み、スカートを捲って下着の中に突っ込んだ左手ですでにヒチャビチャと愛液を溢れさせる従者の秘所を弄んだ。
真血種の吸血による快感に加え、もともと濡れやすい体質なのだろう、ジルの愛液は太股を伝いベッドのシーツに無色のシミを作り始めた。
「あっ……は、んぁ…………うぅっん……」
――くちゅ、くちゅ……ジュル……ジュゅぅ……
シャーロットの左手の動きに合わせてジルの喘ぎ声と淫猥な水音が室内に響く。
その時、シャーロットの手の動きが速くなった。
二人の様子からして普段からシャーロットが自身の隷属種を苛めているのは明らかで、着実にジルは絶頂へと導かれていく。
ぐじゅじゅっ、ズッ……チャぷ……ッちゅゥ……じゅ……ジュジュッ……
「あっ……あっ……ゃめ、シャーロ……ぃ、ロット……さまぁ……ふぅんぉ……ひゃあぁっ!ああぁあぁぁぁっ!」
ジルは身を反らせ、絶叫して果てた。
絶頂の余韻に浸り、ジルがぐったりと脱力したため、デルマーノは腹部の彼女の体重を思いきりかけられしまい、小さく呻いた。
ジルは仰け反るように背後へと体重を落とし、シャーロットに抱きしめられる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「あ〜っ、もぉ〜〜っ!ジルってば本当に可愛いんだからぁ……」
シャーロットは瞳をキラキラと輝かせて、ジルの身体中を愛撫しながら言った。
そんな彼女にデルマーノは困惑気味に再び、質問した。
「……さっきの俺の問いに答えくれっと光栄なんだがな?」
「えっ?これが答えだよ?」
「あぁ?ナニを言って――――っ!まさか……肉体へ浸食する魔力を精神へ浸食する色欲へと変換する。そういう事か?」
誤魔化されていると思ったデルマーノはシャーロットをねめつけたが次の瞬間、彼女の台詞から脳裏に推論を閃き、ソレを口にした。
シャーロットはジルを背中から抱きしめながらも顔を覗かせて頷く。
「そ。まぁ、もちろん、相手が特異なくらいの魔力耐性がないといけないし、なにより、私が同調し易いように同姓じゃなきゃいけないんだけどね。それにしてもお兄ちゃんは察しが良いから話しが短くて楽だよぉ?」
「……誉められたと受けとっていいのか?」
「もっちろん。あと〜……誉められついでに美女の初めてもあげちゃうっ!」
「…………」
デルマーノはシャーロットを見つめて頬をヒクつかせた。
己へ向けられた幼女の視線には冗談めかした口調と相反し、からかうような色が全く見れなかったのだ。
「……そ、それにゃ拒否権は……あるのか?」
「ない」
神頼みでもするような表情でデルマーノが口にした苦し紛れをシャーロットは二文字で切り捨てた。
硬直するデルマーノを尻目にシャーロットはようやく息を調えようか、というジルの両脇に手を入れて持ち上げると目前で大の字に拘束された男の情欲の肉槍の延長線上へと運んだ。