PiPi's World 投稿小説

元隷属の大魔導師
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 162
 164
の最後へ

元隷属の大魔導師 164

「そうなの。だからさ、注入と一緒に吸引もしなくちゃいけないんだ。だからぁ……男の人にしか注入できないってわけ」

「それって、まさか……アレ、でか?」

「ええ、そのアレです。シャーロット様は、魔力注入を行う時には対象とまぐわう必要があるのです」

答えたのはジルだった。
その顔はどこか憮然としている。

「んまぁ……正確に言えばエッチで相手の魔力を削ぎ取った後からでも良いらしいんだけど……」

「らしい……ねぇ」

喉奥でクツクツと嗤いながらデルマーノは言った。
シャーロットのこれまでの言動を総合して、この処女の真血種が未だに彼女の言う方法で隷属種を誕生させていない事を察しているのだ。
そして同じ理論から一つの疑問がデルマーノには浮かぶ。

「なんで、その女――ジルだったか?、ソイツはお前の隷属種になっているんだ?」

シャーロットはデルマーノを見つめると「むふふ……」と笑い突如、羽交い締めにしていたジルの首筋に口付けた。

「なっ?何をやって――」

「んんっ!……あぁ、ぅ……ふぅんっ」

シャーロットの奇行にデルマーノは目を剥き、口を開いたがジルの嬌声にかき消された。
デルマーノはギョッとしてジルの上気した悩ましい顔を見つめたが、次にそのエルフ特有の青白い首筋に寄せられたシャーロットの朱色の唇をよく観察してみる。
気を付けて見るとシャーロットは歯を立て、ジルの赤い血をチューチューと小さな音を鳴らして吸っていた。

「はぅ……むっ、んぁ……」

「んふふっ……ねぇ、お兄ちゃん。悶えるジルってすっごく可愛いよね?」

「ああ?ナニをほざいて……」

「とか言って、お兄ちゃんの復活してるよ?」

「ッ!…………ちっ」

己の最も敏感なところを二人の美女の下半身に挟まれ、加えて妙に色気づいた声を上げられては経験値の低いデルマーノが――いや、世のほとんどの男性が反応しないわけがない。
しかも、揶揄するシャーロットは確実にソレの変化に気付いており、デルマーノは舌打ちをするしかなかった。

「ジ〜ルッ!お兄ちゃんもジルが可愛いってさっ」

「はぁぅっ?……んっ、なに、を…………ふみゅっっ!?」

ジルは一瞬、顔を情欲とは別の理由で真っ赤にさせたが、フルフルと首を横に振ると恨みがましくデルマーノを睨んだ。
「俺を睨むなよ」とデルマーノに目で返されたジルだったが、更に何かを考える前に身体に電流が流れ、普段なら絶対に発しないような情けない声を上げてしまった。
痺れる脳が必死になって状況を整理するとどうやら左胸部の先端と恥部を弄られたようだ。
犯人は考えるまでもなく主、シャーロットである。

「あぁっ!…………は、っくぅ……っっぁ……」

「ホラホラ……ジルってば大洪水だよォ〜〜?もしかして――お兄ちゃんのちん○んを舐めながら興奮してたの?」

「ひゃっ……ち、ちがっ、んんっ!」

「ウソはダ〜メ……そりゃっ」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す