悪夢の果てに‥‥‥‥ 3
もう力が無くなったのだ。それもそうだろう………およそ二十回に渡る性行為(精液を噴射した回数)を6時間も休み無しで犯り続けた。
幾ら屈強な鬼、いやグルセルスでも疲労がたたって倒れる。
因みに、グルセルスというのはこの鬼の種類の名称で、全体で五種類はいる。
グルセルス、フリムスル、キラマサ、アギドー、ジェスティス。
どの鬼も歪んだ色をしており、その腕は振り下ろせばどんなに固い物であろうと一瞬で潰せてしまう。
「…………ん…………………………」
少女は、白濁した液に包まれた地面から起きる。
「………………………あ…………………」
少女はそう言葉を漏らすと、ただ辺りを見回した。
ー夢じゃ…なかったの……
少女は錯乱した。
なぜ自分がこんなところにいるのか、と。
昨日までは、友達のサクちゃんと一緒に公園で遊んでいて、疲れたのでお風呂に入ってすぐに寝そべった。
けれども意識が戻った時は悍ましい程の鬼に囲まれており、気付けば服は目茶苦茶になっていた。
これは夢だ!そう思い込んだ矢先に、鬼の付け根から何かが伸び、一閃されたらとんでもない快感が神経に伝わったのだ。
そこから、意識が朦朧となり………気が付いた時は自分から愛おしそうに、精液の残りを舌で這わせていたのだ。
「はふ…………おいしい………んちょ……ちゅ……!!わたしッ!え…………ぁ…………………………………………………………………クスッ……みんなぁ〜〜〜、何やってるの?…………」
正気に戻った時、少女の頭にガァ〜〜〜〜〜ンと何かが鳴り響く。
少女はまた頭が可笑しくなったのか、まるで何かにとり憑かれたかのようになる。
「…………ねぇ〜、何くたばってるの?…ほらぁ早くさっきの続き、しよ?わたしぃ、スッゴク気持ち良かったんだぁ………」
でも鬼達は反応すらせずに、このごつごつした地形に突っ伏したままだ。
「う…る……せぇ、精が足りなくて身体に力が入らねぇんだ…………ちょっと…黙っててくれ……………」
少女の瞳が潤んだ。
「えっ………じゃ、じゃあ待ってればまたシてくれるの!?」
何を言ってるんだコイツは?という顔をすると、今更のような事を言う。
「……お前、パパとママが恋しいだろう……帰してやるから、今日のことはもう忘れろ……な?」
わざと牙をちらつかせながら喋る。色んな面で疲れ果てた鬼達にとっては、もう素直に帰って欲しかったのだ。
「えぇ〜〜〜〜〜〜〜っ、いやだよ。まだシたりないんだもん!それに、お前じゃなくて、わたしにはちゃんとレイミーって名前があるんだから!」
レイミーは可愛いらしく手をグーにして必死に訴えるが、そのムキになった衝動でマ〇コから滴り流れる鬼の精液が、台無しにしていた。