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呪いの性剣
官能リレー小説 - ファンタジー系

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呪いの性剣 3

「大体そういう形になるであろう。正直なところ私にもどんな結果になるかわからぬ」
格上の男から返ってきたのは、あまりにも曖昧で恐ろしい答えだった。
しかし、彼等にとって結果はどうでも良かった。この2人は命すら捨てる覚悟があった。
とにかく剣の呪いを解放する事がこの2人の信仰する神の願い、らしい。
その願いを叶えるという最高の喜びに肉棒は既にドロドロだ。もはや剣の呪いなのか彼等がおかしいのかわからない。
この2人はこの剣の呪い以上のなにかに取り憑かれているような雰囲気だ。
大体、この剣の呪いを解く事を神が求めるというのがおかしい。
そんな当たり前の疑問すら2人の頭には無い。お告げが来たからやる、それだけだった。
「まずは、精子が必要になる。この剣に浴びせてやれば活性化されるだろう」
格上の男が言うが、もはやその説明は必要ないように思える。
2人とも剣に触れた時から臨戦態勢と言ってよく、後一コキで暴発してしまいそうにすら見える。

そして、それがなされた。
二人の精を吸収した途端、剣は目映いばかりの光を放ち始めた。
もう目も開けていられぬ程だ。
だが、やがて光は収まる。
「これは…っ!」
格下の男は目を見張った。
先程まで剣があったはずの場所に剣は無く、代わりに一人の若く美しい女が一糸もまとわぬ姿で横たわっていたのだから。
「成功…だろうか」
どうなるかもわからずに解放しておいてなにを今更。
部下の男が言う。
「剣は?剣はどこに」
「女を解放する際に消滅したか、それともこの女が剣そのものなのか…」
「ともかく、解放の儀式は成功したようですね」
精にまみれた2人のモノが急激に立ち上がる。強い喜びに満たされたからだ。

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