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呪いの性剣
官能リレー小説 - ファンタジー系

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呪いの性剣 2

 快感の渦に溺れ続けるリニーは、顔を赤く染め、虚ろ目で、口から舌を出しながら剣に願いを乞う。その表情は既に美しき乙女とは言い難いものがあった。
 ・・・既に日が暮れ、草原には凍える様な冷え込みが来た。
 そんな中でも剣の形をしていた得体の知れぬ物は、リニーを快楽の渦から出す事無く、身体を貪り続ける。
 あれから幾度と無く休む間も無く、絶頂地獄を味わされ続ける乙女は、放心状態で「あ・・・あ・・・」と、感覚に声が漏れるだけの肉人形と化していた。
 陰部は赤く晴れ上がり、豆粒程の大きさだった陰核は、肥大化していたが・・・感覚が麻痺し、いくら刺激しても肉人形は反応をしめさなかった。膣口の中は粘膜がこすれ過ぎたせいで愛液でなく出血が流れ出るようになっていた。
 乳房も膨れて、弛みかけていた。
 深夜を越えて、尚も刺激を続ける剣の形をした得体のしれぬ物、日が昇り始める頃にはリニーの姿が老化していた。
 若く美しい乙女は、その生気を剣に吸われ続けていた。
 顔にシワが増え、肌のハリが失われ、全身が骨と皮と化し乙女の面影は見失われていた。剣はそれまでの快楽の刺激の行為を止めて、彼女から生気だけを吸い続ける行動に切り替えていた。
 数日後・・・かつて麗しい乙女が剣を手にした場所には、剣だけが地面に突き刺さっていた。その周辺には、美しい女性が着ていたと思われる衣服のみが残っていた。

 さらに数日後・・・地面に剣が刺さっている場所にローブに身を包んだ2人の男性達の姿があった。
男達は2人とも硬く勃起していた。すっかり性剣に吸いこまれてしまった女の強烈な快感を感じとって居るのだろう。
男の1人が剣を掴む。なんらかの耐性があるのか錯乱を起こすほどの呪いは起こらなかった。
しかしいくら耐性があると言っても影響は受けるようだ。双方薄い液が垂れ始めていた。
そんな状況だが、男達は騒ぐ事も無く事務的に剣を引き抜いた。
途端にふわりと甘く不気味な匂いの風が吹き荒れて、男のローブを吹き飛ばす。
魔術師的な外見とは不釣り合いな戦士めいた筋肉が露になった。
彼等は下になにも身に付けていなかったのだ。
既に呪いに魅入られているのか、奇妙な格好である。2人はローブを拾う事もなく、立ち上がったものを揺らしながら剣をどこかへと運ぶ。
運ばれた剣は黒い魔方陣の中央に突き刺される。
仮面とローブの残骸を頭に付けた男の一人が口を開く。
「この剣はもう既に女を取り込んでいるな。力が高まっている」
「つまり、その取り込まれた女を解放するのでしょうか?」
男のもう片方はこの儀式についてあまりよくわかっていないらしい。

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