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アトランティスの爆乳三人娘
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アトランティスの爆乳三人娘 51

「目が覚めた…?」
目を開けるとマレーネが顔を覗き込んでいた。
「あぁ…そうでしたわ。私、気を失ってしまったんでしたわね…」
ユリアはマレーネに悪阻止めの薬をもらって飲んだ。
「…私、今まで何も知りませんでしたわ…。セックスが子供を作るための行為だったなんて…」
「そうね…でもアナタは悪くないわ。アナタくらいの年頃の娘さんが性の快楽に夢中になってしまうのは仕方ない事だもの…」
ユリアは自分のお腹を撫でながら呟いた。
「信じられませんわ…私の中に新しい命が生まれて育っているなんて…」
「…後悔してる?」
「いいえ、妊娠したのがセックスの結果なら悔いは無いですわ。それに、もしセックスの知識があったとしても、私は結局同じ事になっていたような気がするんですの」
そう言うユリアの顔は晴れやかだった。
「…でも、どうせなら知らない男でなくてジャックさんとかの子供が欲しかったですわ…そうですわ!この子を産んだら次はジャックさんの子供を産みましょう♪」
「その意気よ。妊娠してしまったものは、もうどうしようもないんだから、前向きに生きていく事が大切なの。頑張ってね、アナタは5人のお母さんなんだから」
「へ…?」
ユリアは絶句した。子供の数は多くても2・3人くらいだと思っていたからだ。彼女は再び現実から逃避するため、気絶という手段を取った。

その頃、ジャックとリリンは宿を探して街中を歩いていた。
「しかし本当に大きな街だなぁ…」
「そうですねぇ…私、旅に出て良かったです。色々大変な事もあったけど、一生自分の生まれた村しか知らずに過ごすより、ずっと良かったです」
「俺もだよ…あっ!あの大きな建物は何だろう?」
「あれがアクアの神殿じゃないですか?ちょっと行ってみましょうよ!」
リリンも調子を取り戻し、すっかり観光気分の二人であった。
本殿の中は大勢の参拝者で賑わっていた。
小柄なリリンは人ごみに押され、一歩も前に進めない。

「あわわ……」

あまりの事に倒れそうになったリリンだったが、ジャックが背中を支えてくれた。

「大丈夫かい?」

「あ、ありがとうございます」

思いのほかたくましい胸板に支えられ、リリンは少しドキドキした。

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