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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 93

「家族…この者等が家族?……わっ妾は…このままで良いのじゃな…」
佳代に抱き締められても静那は戸惑いは隠せなかったが、佳代の笑顔と抱擁で次第に安堵の顔をして行った。
「これで静那ちゃんも家の家族だね。」
ほっとした静那をみて喜ぶ明日香。
「こらこらあーちゃん、御先祖様にちゃん付けはいかんぞ。」
静那をちゃんづけで呼ぶ明日香に注意する佳代。
しかし次の瞬間、優しい笑顔は鋭いものを含んで綾子たちに向けられる。

「それより・・・今は綾子をどう処罰するか、考えんと、な・・・?」
「ヒッ!?な、何でアタイだけっ!?」

全身から何やらドス黒いオーラを噴出させながら綾子に近づく佳代。
ちなみにそれに気づいているのは響香・智恵美・綾子の3人だけである。
お子様な明日香や美羽、再会の喜びに浸る駿、佳代のことをよく知らない静那は彼女の出すオーラに気づかない。

「なぜ・・・じゃと?それはおまえが1番よくわかっておろう?」
「う・・・う・・・う・・・!」

自分より明らかに小さな母親を前に綾子は半歩後ずさりしつつビビりまくる。
そう。彼女はわかっていた。なぜ自分が佳代の怒りに触れたのか。
それは駿を見つけたにもかかわらず、報告もせず、あまつさえつまみ食いなどという行為に及んだからだ。
佳代たちが来るまでたっぷり楽しんでいた証拠として、あたりには性交のにおいが充満し、関係者の秘裂からは子宮に収まりきれなかった駿の精液が逆流してさえいる。
もはや言い逃れはできない状況だった。

「さて・・・覚悟はよいな?」
「ま、待ってくださいッ!?な、なんでアタイだけっ!?」
「おまえは美羽の母親じゃろうが。娘の監督もできんで責任逃れか?」
「あ、う・・・うわああぁぁああーーーッ!?」

もはや逃げられないと悟った綾子は、瞬時に覚悟を決めて佳代に襲いかかる。
しかし佳代は動じない。ただ目に宿る眼光がさらに鋭くなった。

「・・・愚か者め」

次の瞬間、綾子の身体は宙に舞った。

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