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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 75

そう言う綾子に気付いたのか…充分な距離があるにも関わらず静那は臨戦体勢を取ろうと、矢に手を伸ばそうとする。
それを明日香が制する。
「良く解らない匂いだけど…敵じゃないと思うよ、多分…」
「良く解らないって、どう言う事?」
誰かが居ると言う事に気付いた二人に、駿は少し不安そうに聞く。
今の彼は、殆ど何も見えてないし、勿論匂いを感じる事も無い。
「お母さん達じゃないと思うけど…良く解らない」
「妾が矢を射てみれば、はっきりするのではないですか」

相手が敵対的で無い事は何となく感じるが、明日香は慎重に判断を出さない。
それに対して、あくまで攻撃的な静那には、明日香は苦笑しながら押し止める。
何だか、本当に姉になったような気分の明日香であった。

そうは言っても警戒は緩めない明日香だが、相手は結構無造作にこちらに向かってくる。
そして、どんどん近づいてくる相手に、明日香は逸る静那を抑えながら声を発する。
「誰っ!」
相手が敵対的でない可能性は高いが、そう言いながら明日香は駿を守るように身を盾にする。

「明日香…美羽よ…」
「なーんだ、美羽ちゃんかぁ…でも、隣の人は?」
美羽と解って安心する明日香だが、もう一人よく解らない匂いに問い返す。
「明日香ちゃんは初めてだよな…駿君も殆ど憶えてないと思うが、アタイは、美羽の母親の綾子だよ」
大きく豪快な女性に、少し圧倒される明日香と静那に、綾子はニヤリと笑いながら近づく。
「綾子おばさん!」
駿も話は聞いていた叔母だが、勿論覚えていない。
そんな駿に綾子は近づくと、ヒョイと駿を抱き上げる。

まるで幼い子を抱くように片手で駿を抱く綾子…この距離なら綾子の顔を駿も見れる距離だ。
佳代や智恵美、響香の面影が入り混じったような顔が駿に微笑みかける。
「どうだ駿君…綾子おばさんはイイ女か?」
ニカッと笑う表情は意外と無邪気で、駿も引き込まれるような気がしていた。
「うん!、綾子おばさんはイイ女だよっ!」
「嬉しい事言ってくれるじゃないか!…じゃあ、綾子おばさんとエッチするか?」
笑みを見せる綾子だが、一番嬉しいのは駿のペ○スがガチガチに硬くなっている事だった。

若返った今の自分をおばさん呼ばわりされたことは許しがたいが、今はそれを必死に飲み下しながら笑顔を浮かべる。
響香の娘である明日香も味わってみたいところだが、目覚めてこの方、綾子はまだ男を口にしていない。
両刀使いである彼女としてはぜひこの機会に甥でその飢えを満たしておきたかった。

「え・・・!?いいの・・・?」
「ん?何だ?アタイじゃ嫌か?」

思わぬ申し出に駿は思わず聞き返す。
それに対し、綾子は今の身体を確かめるように自分の乳房を両手で持ち上げる。

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