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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 74

「やっぱアレだな、ご主人様ってのも…美羽、どうせなら『ママ』か『お母さん』にしねえか?」
こんな言葉も、『娘=可愛い=調教』と言う綾子の脳内の図式から出た物…美羽の方も、『母=愛してる=従属』と言う図式で、嬉しそうに綾子にしがみつく。
「うん、お母さん…で、いいの?」
「ははっ…そう呼ばれるのもいいもんだな…ますます美羽を調教したくなってくるじゃないか!」
調教と言う言葉にうっとりする美羽…二人は身を寄せ合いながら、匂いの方向に向かって行った。

正体不明のにおいがあるということなので、できるだけ慎重に近づき、物陰から相手の様子を伺う。
すると屍美女の驚異的な視力が暗闇越しに3つの人影を捕らえた。
うち2つは明日香と駿。
早くに亡くなった綾子は幼い駿しか知らなかったが、見るからに襲いがい・・・否、うまそう・・・訂正、いい感じに成長した駿に、思わず舌なめずりをしてしまう。
残り2人もなかなかいい肉付きをしている。
特に直刀(サーベル)を持っている女は綾子の好みにドンピシャだった。

「おい、美羽。明日香ってヤツはどっちだ?」
「は・・・はいっ。あの娘ですっ。サーベルを持ったあのっ」
「ふぅん・・・響香によく似てんな」
「はい、明日香は響香おばさんの娘ですから」

――――

同時刻、別の場所で探索活動を行っている佳代&智恵美&響香トリオ。

「・・・んっ!」
「きょ・・・響香ちゃん、どうしたの?な、何かものすごく怖いんだけど・・・」
「どこぞの誰かにうわさされとるんじゃろ。
 たぶん駿あたりに思われとるんじゃないか?」
「・・・だといいんだけど。何かものすごく腹が立ったのよね・・・」

どうやら美羽のおばさん発言に反応したらしい。
聞こえたんじゃなく、直感で察したあたり恐ろしいものを感じさせる1コマであった。

――――

そして再び綾子&美羽コンビ。

「へえ・・・?それはそれは。ぜひとも味見させてもらいたいもんだねぇ〜♪」
「あのお母さん、駿兄ちゃんと明日香をいきなり襲うのは不味いですよ。二人ともきっとお母さんを心配してるからショックを受けますよ。特に駿兄ちゃんは繊細だから・・・」
駿と綾子に欲情してる綾子を止めようとする美羽。
「わあってるよ〜あたしだってそこまで無粋じゃないぜ。折角再開出来た甥と姪孫に酷い事はする気はないぜ。」

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