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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 49

流石にこんな場所で一人でいるのは、見た目は成長しても、小学生だった女の子には辛い状況だった。
明日香は懸命に溢れる涙を抑えて、立ち上がって水面の方を見上げる。
「…お兄ちゃんが…お兄ちゃんが待ってるんだからっ!!…」
バイブを握りしめて、ガッツポーズを作った明日香は、愛しい駿の姿を思い浮かべながら、懸命に進むべき道を探し始めた。


一方、智恵美は岸辺のような所に流されていた。
激流に何度も頭や尻などをこれでもかと打ち付けられたが、薙刀を離さなかったのは不幸中の幸いと言えた。

痛たたと言いながら、薙刀を杖替わりに立ち上がる智恵美だが、勿論怪我等はどこにも無い。
「お母様は兎も角…響香ちゃんや明日香ちゃんは大丈夫かしら?…」
屍美女だから大丈夫だろうが、娘や孫の事は心配なのだ。
勿論、佳代は屍美女でなくとも簡単に死んでしまうイメージが無いので、全く心配はしない。
薙刀を杖にして立つ智恵美…薙刀の柄が巨大すぎる乳肉に挟まれる恰好になる。
180cmを超える長身の妹の綾子程ではないが、智恵美も170cmを優に超えている。

その身長からしても巨大な乳塊は、身長より大きいかもしれないサイズなのだ。
一番小さな明日香ですら圧倒的爆乳…佳代や響香に至っては超乳クラスと言っていいのに、智恵美のそれはそれすら圧倒的に引き離して大きい。
本来なら邪魔になりそうな大きさ…確かに一部邪魔にはなっているが、殆ど問題にしていないのも事実である。
余談だが、それだけ大きいとあって母乳量は半端無く、味も駿に言わせれば一番らしい。

そんな智恵美だが、一人でどうにかこの状況をできる能力は持ち合わせていない。

全身エロくない所が無い極上ボディと、卓抜した性のテクニックも、この状況では何の役にも立たない。
その上、母に似なかった脳からは、何の解決策も出てこない訳である。
「困ったわ…せめて響香ちゃんが居てくれたら…」
佳代でなく、しっかり者の娘を探すが、佳代はおろか響香も見当たらない。
手詰まり感のある智恵美だったが、彼女の耳は微かな羽音を拾っていた。
その羽音は、さっきの羽音だ…少しながら見える視界を頼りに、薙刀を構える。

天然でおっとりした智恵美が戦闘態勢を取っても、構えに全く緊張感が表れない。
実に自然体な構えから羽音が近付くのを見極めながら薙刀を動かす。

ブウウゥンッッッ!!!…
空気が真っ二つに切り裂かれる重い音で旋回する薙刀が、どんどんとヘリコプターのような轟音となり、残像しか見えなくなる。
そこにピュンピュンと何かが飛び込み…弾き跳ばされて地面に落ちていく。
その残骸は、あのコウモリだった…
正面からだけでなく、四方八方から智恵美に襲いかかってくるのだが…

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