屍美女の大群 44
「…お母さん…ちょっと聞いていい?」
「えっ?、どうかしたの明日香…」
そうやって少しずつ進んでいると、明日香が少し困った顔で、響香に話しかける。
響香も何時もとは違い母親らしい表情で明日香に問いかける。
「あのね…おっぱいって…揺れると、こんなに気持ちいいものなの?…」
元々11歳…身体こそ16、7歳のスタイル抜群の美少女になったが、精神的には11歳の少女なのだ。
まだ多少屍美女となった自分の身体に戸惑っている部分がある。
それに、身体が成長して家族の中で一番小さいながらも1mを超えてしまった豊乳にも、かなり戸惑いを感じている。
明日香の人生で、こんな重量物を胸にぶら下げる経験は勿論無かった訳だし、その重量物が揺れる度に得られる快感が佳代に開発されてから飛躍的に高まっているのに戸惑いを感じていた。
気持ち良いのは大好きだ…成熟していない精神に快楽を覚えさせられ、虜にはなってしまっている。
だが、同時に幼い精神は、そんな身体の変化についていけていないのも事実だった。
「あら、お母さんだって気持ちいいのよ…だって、私達の身体は気持ち良い事が大好きになってるし、すぐに気持ち良くなれるようになってるのよ」
響香も、そのふくよかな胸の揺れで快感を得ている。
佳代も、そしてあり得ない超乳クラスの智恵美も…普通なら揺れるだけで痛かったり、肩がこったり…激しく動きでもすれば、千切れそうなぐらい痛いのだが、そんな事が全く無い。
肩こりとは無縁であるし、乳の揺れは心地よく快感だ。
走って激しくでも揺れれば、激しい快感に襲われるのだ。
これも、屍美女になった変化であろう。
彼女達は、この身体と付き合い、慣れていくしかない。
響香は明日香の頭を優しく撫で、唇にキスをしてやる。
それだけで明日香は陶酔したような表情になり、淫汁の滴り落ちる量が増える。
そんな母娘のスキンシップは、智恵美の声によって遮られた。
「お母様っ!…この先の壁に無数の穴が空いてますっ!」
「ん?、何じゃと…」
佳代がそれを確かめようとそこに近づくと、確かに通路の左右の石壁に無数の孔が開けられている。
「・・・何ともまあわかりやすい罠よのぉ」
「通った瞬間にブスリと行くのが丸わかりですものね〜。
でもどうします?駿ちゃんのこともありますし、あまり時間をかけるわけにも・・・」
その言葉に佳代は少々思い悩む。
確かに弓姫にさらわれた駿は気にかかる。
かと言って、このあからさまな罠の中を進むのも・・・。
その瞬間、佳代の頭脳に名案が浮かんだ。
「ふむ。確かに智恵美の言うとおりじゃな。
あまりあたしらには時間が残されておらん。
・・・となれば、残る手段はただ1つ」