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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 34

駿はともかく、明日香は大好きな駿と一緒になれたとあって、その士気は非常に高い。

「うう〜。駿ちゃ〜ん・・・」
「何で・・・何で私が母さんの面倒なんか・・・ブツブツ・・・」

対して暗黒のオーラにあふれているのが響香&智恵美ペア。
こちらは能無しの智恵美を響香がサポートする形で行動する・・・はずなのだが。
愛しの駿と離れ離れな上、能無し母がパートナーとあって二人のテンションは驚くほどに低い。
あまりの低さに、駿が心配になるほどだ。
しかしいつまでも愚痴に構ってはいられない。
この島には弓姫たちご先祖様が眠っている。
逃げ回っている綾子たちが、いつ目覚めさせないとも限らないのだ。
駿は適当に姉と母を慰め、帰ったらサービスすると励ましながら、明日香と共に森の中へと足を踏み入れたのだった。
「ねえ、お兄ちゃん…綾子大叔母ちゃんと美羽お姉ちゃん見つかんないねいるのかな?」
捜索から一時間が経過した。一向に綾子と美羽が見つからず明日香が疲れ初めた。
「絶対いるよ。多分島の奥にいるかも知れないね。明日香疲れたなら負ぶって上げるよ。」
駿は明日香が疲れたと思いしゃがみ込みおぶる体勢になった。
「お兄ちゃん大好き。でも、疲れてないから平気だよ。寧ろ島の奥なら道が険しくなるから、私がおぶるよ。」
駿の安全を優先を考えた明日香は駿の申し出を断り逆に駿をおぶった。

「ありがとう明日香。でも、僕重くないか…」
屍美女になったとは言え自分をおぶる明日香を心配する駿。
「うん、大丈夫だよ。だってお兄ちゃん軽いよ。」
しかし、当の明日香は苦もなく駿を負ぶり余裕の笑みで話す。
「ははは、そうかい。でも、恥ずかしいな…」
中性的な美少年の駿であったが、妹みたいな明日香におぶられるのは少し恥ずかしく情けなく感じていた。
………………………
………………………
………………………

「なあ明日香、この格好を美羽がみたらブチ切れるだろうな。」
明日香が駿をおんぶしながら森の奥を歩いていると駿が美羽の事を話し出してきた。
「美羽お姉ちゃん、お兄ちゃんが好きだからね。私なんかお兄ちゃんに甘えてると散々邪魔されたな。」

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