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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 33

「旧日本海軍の…潜水艦?…」
「そうじゃ!、よく解ったな駿坊…かつて、この島が無人島になってた頃に海軍の秘密基地が作られての…『潜水戦艦構想』と言う馬鹿みたいな計画で秘密裏に建造されていたらしいがの…終戦で計画中止…じゃが破棄された筈のこれが残ってたんじゃ」
佳代の説明に『ほえーっ!』としか言葉の出てこない駿達…
「あたしと爺様が見つけて、ボケ防止に触ってたんじゃがな…完成を見ずあたしらが死んだから、そのままじゃったんじゃ」

佳代の言葉に駿が問う。
見た目はともかく、男の子だから、駿もこんなのは好きだ。
「じゃあ…動かないの?」
「まあ、爺様と開発したエンジンが完成しとらんからの…それさえあれば基本燃料補給が無くて済むんじゃ…幸い資材には困っとらんから、後一月程あったら完成するじゃろう…」
佳代の言葉に智恵美と明日香はちんぷんかんぷん…駿と意外にも響香が目を輝かせて聞いている。
「まっ…ぼちぼち作っていけば、飯が無くなるまでに完成するじゃろ…だから綾子と美羽ちゃんを先に探してやらんとな」


――――

そして次の日。
潜水艦は佳代に任せ、駿たちは綾子と美羽探しに奔走することになった。
・・・が。問題は駿たちが来るまで無人島だったこの島で、どうやって2人を見つけるかということである。
何しろこの島、ほとんどが森で覆われていて探しづらいことこの上ない。
見つけやすいところと言ったら、駿たちのいる島の東側くらいである。
おまけに相手は屍美女。動きは早いわ力は強いわで厄介さには事欠かない。
しかもそれが2人もいるとなれば・・・駿たちがやる前からげんなりするのも仕方ない話である。

「どうしよう、お兄ちゃん・・・?」
「やっぱり・・・地道に探していくしかないよなぁ」
「そうね・・・。相手は1人で行動しているとも限らないから、2人1組で探すことにしましょう」
「網や道具は使わないの?」

智恵美のもっともなご意見。しかし響香は不要とばかりに首を振った。

「いらないわ。どうせ1人でいるなら向こうから来てくれるだろうし。
 2人一緒だったら、そこでレズりあっておとなしくしているでしょうから」

1番理性のない屍美女を見ている響香は、そう言って反論却下し、速やかに組み分けを開始した。
しかしこれが意外と難航した。
何しろみんながみんな駿のとりことなっている上、幼い明日香や能無しの智恵美もいるのでそこまで考えて組み分けをしなければならなかったのだ。
で。厳正に話し合った結果、組み合わせは以下の通り。

「うっふっふ〜♪一緒にがんばろうね、お兄ちゃん♪」
「あ、ああ・・・(汗)」

まずは駿&明日香ペア。明日香の幼さと駿のか弱さがネックだが能力的にバランスの取れたコンビである。

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