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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 32

駿はこの一件ですっかり母乳にハマってしまい、Hのたびに母乳を飲むようになる。
これにより5人はHのレベルをどんどん上げていくことになる。
それは奇しくも島で目覚めようとしていた、懸念すべき存在との戦いに備えるかのように。


…あの狂乱の宴から一日。
何とか駿に平穏な一日が訪れていた。
正確に言うと、精神的に平穏なだけで…目の前で起きる出来事が平穏とは限らないのだが…

「ふむ…漁船には燃料が無いとな…」
むむっと唸る佳代…駿達が乗ってきた漁船には、もう沖に出るだけの燃料も残っていない。
ここに来るのも危ない状況だったのだ。
「じゃあ…帰れないの?」
駿と一緒なら、ここで一生居てもいいかなと思いながら明日香が尋ねる。
「無い事も無いがの…」

今のところ帰る理由は無いが、長くなれば食料問題が発生する。
彼女達はそれで死ぬ事は無いが、駿はそうもいかない。
あの混乱の中調達し、漁船に積んできた食料も、三か月持つかどうかだ。
いずれ、何らかの形で戻らねばならない。
「ふむ、裏の畑を耕す手もあるが…そうじゃ!、もっと良い手があるっ!」
佳代は何かを思い出したらしく、本棚から本を取り、その裏に隠されていたスイッチを押す。

すると…ゴトゴトと本棚が動き、本棚の後ろに地下に続く階段が現れた。
「凄い!、何、これっ!」
「…私も…知らなかったわ…こんな仕掛け」
響香と智恵美が声を上げたが、駿や明日香も十分な程驚いている。
「ふふ…あたしと爺様の秘密の部屋じゃから誰も知らんのじゃ」
みんなが驚くのを満足そうに見ながら、佳代は階段の方に向かう。
「ついておいで…面白い物が見れるぞ」
そう佳代に呼ばれて、駿達は階段を降りて行った。


…どこまでも階段と通路が続く。

永遠に続いているような錯覚を覚え始めた時、突如として広大な空間に出くわした。
佳代がスイッチを押すと、灯りが徐々についてくる。
その灯りに照され、駿達の眼前に巨大なシルエットが浮かび上がってきた。
「これ…何っ…」
「すっ…凄い…」
その巨大な物…それに全員が開いた口が塞がらない。
それは船…艦橋を挟むように上部甲板前後に独特な巨大砲搭を2つずつ持つ姿は軍艦に見える。
だが、軍艦にしては形が独特だ。
駿には、この型に見覚えがあった。

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