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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 29

佳代は少ない情報の中、明晰な頭脳で様々な情報を分析していた。
変化した身体や、手に入れた能力もある程度把握していたし…これから起きる危機についても…
恐らく全世界で女同士で理性を取り戻した屍美女達も、男を求めて争うのは必至である。
彼女達は群れを作り…男狩りをしたり、他の群れと男を巡って抗争するだろう…
理性を戻しても、男のペ○スを渇望する事に変わりは無い。
むしろ、理性的な分、厄介になっている可能性がある。

そんな争いも、この島にいれば難を逃れるかもしれない…
だが、綾子と美羽の事と言い、ご先祖達の事と言い、彼女は言い様のしれない不安があった。
特に弓姫は…彼女達と同じく、祠の環境で死蝋化し完全に肉体が残っている状況である。
一流の武人との伝説のある彼女が蘇り、屍美女の力を身に付けていたら…思わず駿に危害が及ばないとは言い切れない。
不安を全く顔に出さず笑みを見せる佳代だが、頭の中はこれからの事を冷徹に弾き出していた。

だからこそ、駿には自分の持てる技術の全てを与えなければならない。
複数の屍美女たちが襲ってきても、平然と撃退できるだけの実力を持たせなければならないのだ。
幸い、佳代の見立てでは駿にその素質があった。
何しろ自分を含む4人を正気に戻し、新しい性感に目覚めたばかりの明日香をあそこまで追い込んだのだから。

「ま・・・あたしを心行くまで満足させてもらいたい計算もあるんじゃがの」

そこまで考えて、佳代は正直な気持ちを口にした。
しかし小声だったので駿はまるで気づいていない。
佳代は駿をこの狂った世界で生き残れるようにするだけでなく、彼をどんな女も満足させる最終兵器に育て上げるつもりでもあったのだ。
確かに佳代には生前に身につけた数々の技術がある。
しかし佳代はレズではない。
どちらかというと彼女は責めるより責められるほうが好みだ。
男のたくましいモノで何度も貫かれ、穴という穴を全部犯される・・・。
精液まみれにされても、子供を孕んでも許されずに何度も犯され、男の所有物にされる。
それは卓越した技術を持つがゆえの、魔王の密かな願いであった。
ちなみに佳代は生前、この夢を現実のモノにするために夫を『改造』したことがある。
だが婿養子である夫の身体ではそこまで行くことはできなかった。
それでいじけた佳代は鬱憤晴らしに能のない娘の身体を改造しまくっていたのだが、それは余談である。

(しかし血筋、素質共に有望な駿坊なら、あたしの夢をかなえられるかもしれん・・・♪)
「どれ、駿坊や。それじゃさっそく楽しい勉強の時間と行こうかい?
 何、時間も練習相手もたっぷりあるでの。
 とことんその身体に教え込んでやるぞ・・・♪」

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