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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 279

駿が甲板で暴れているその一方。
勇一、マリナ、魚娘の三つ巴もついに決着を見せつつあった。

「ンぅっ!?は、はぁッ・・・!」
「ハアハア・・・。こ・・・ンのっ!いいかげん、マリナをっ、離、せっ!?」

勇一の執拗な攻めに、ついにマリナを拘束する魚娘の手が緩み始めた。
人間でありながら、これほどの短時間で屍美女を悦ばせたのは驚嘆に値する。
しかしその代償はあまりにも大きい。
幾度となく魚娘の蜜壷に精液を放ち、いっそ暴力とも取れる激しい愛撫の結果、勇一の体力はもはや限界寸前だった。

「ン・・・くぁンッ!?」
「!! スキ・・・ありっ!」

そして魚娘が快感にたまらず喘いだその瞬間、勇一は魚娘から見事マリナを奪回した。
もちろん大事なエサを奪われた魚娘も黙っていない。
つながったまま後背立位から対面立位に体位を変えて、マリナを取り返そうとする。

「くッ!?こ、この・・・マリナ!おまえだけでも逃げろ!
 おい、マリナ!」
「・・・ぁ・・・あ・・・」

勇一は必死に彼女に呼びかけるも、魚娘の攻めに疲労困憊のマリナは弱々しい声しか出せない。
これまでか?さしもの勇一もあきらめかけたその時。
抗う勇一に文字通りの救いの手が差し伸べられた。

「あなた!マリナをこっちに!」

ようやく響香が現場にたどり着いたのだ。
響香は一歩間違えれば川底の無間地獄へと落ちる恐怖と必死に戦いながら、その手を伸ばす。
勇一はこれ幸いとばかりにマリナの身柄を響香に渡した。
だがこれがいけなかった。
獲物を奪われてしまった魚娘は、せめて勇一だけでもと、狙いを変えて攻め始めたのだ!

「うわあッ!?」
「あくっ!?」

マリナを救出した直後だったこともあり、完全に不意をつかれた勇一と響香。
響香はとっさに勇一の手をつかもうとするが、魚娘はそれを許さなかった。
響香を足場代わりにして蹴ることで、距離をとったのだ。
響香はマリナを抱えたまま、急いで救出に向かおうとするが。
勇一から差し出されたのは救いを求める手ではなく、救出を拒絶する手であった。

「来・・・るなっ!アンタまで来たら・・・またマリナ・・・がっ!」
「・・・っ!バカ言わないで!
 アンタ、そのままじゃ確実に死んじゃうわよっ!?」
「マリナが無事ならそれでいい!
 早くっ、ここから離れ・・・!むぐッ!?」

助けを呼んでいると思ったのか、それとももう離さないという意思表現だったのか。
魚娘は勇一の唇を奪い、情熱的に舌を絡める。
つながったままの下半身は別の生き物のように腰を振り、容赦なく勇一から抵抗する力を奪っていく。
だが勇一はそれでもよかった。

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