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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 267

「解ったわ…自分の為にやればいいんでしょ?」
「そうじゃ」
マリナがそう言うと、佳代はついてこいとばかりに扉に向かう。
それに多少不安な留美と、納得できないながらも従うマリナが続く。
ブリッジから出て階段を少し降り、そこにあった扉の丸いハンドルを回してドアを開けると、外気が流れ込んでくる。
そこは、艦橋の後ろに突き出たバルコニーのような場所で、二つの椅子が背中合わせに置かれていた。
椅子の正面や斜め前は鉄の楯のようなもので覆われている。

バルコニーから下を見ると、無数の機銃や機関砲がハリネズミのように艦橋周囲にあるのが見える。
「この椅子に座って、正面の照準機を見ながらレバーを操作して、トリガーで撃つ…簡単じゃろ?」
簡単な説明を受けながらマリナと留美は席に座る。
レバーは二本あり、右が機関砲、左が機銃である。
レバーを動かすと、照準機上を二つのマーカーが動く。
「じゃあ、頼んだぞ…あたしは鳥娘を言う事聞くようにするからの…」
任すだけ任すと、佳代は持ってきた鳥屍美女を袋から出すと、その場で襲いかかる。

マリナ達と違い獣である彼女だから、力ずくで言う事を聞かす気だろう…
マリナと留美はなるべく気にしないようにしながらヘッドホンを着け、自分の仕事をしようとする。
裸のままなのは気になるが、今更四の五の言えない。
ヘッドホン越しにキィーキィーとワメく鳥娘の声も、すぐに大人しくなる。
佳代が屈伏させる為に本気で技術の全てを総動員して鳥娘を襲ったからさもありなんである。

激しく喘ぐ鳥娘の悲鳴にマリナは弾かれたようにその場を後にする。
しかし妹の留美のほうは駿と鳥娘も心配な様子で、困ったように姉と駿たちを交互に見ていた。

「何してるの、留美っ!?
 そんな連中に関わっていると、いつ私たちも仲間にさせられるかわかんないわよッ!?」
「・・・ふう。相変わらず生意気な女だねぇ。
 私たちのことは気にしなくていいから、上のみんなを助けに行っておくれ。
 何、駿も鳥女もちゃんと責任もって面倒見るから」

姉に怒鳴られ、佳代にそう言われては仕方がない。
留美は後ろ髪引かれる思いで駿を見つめると、すぐに姉の後を追った。
それを見届けた佳代は、喘ぐ鳥娘に優しく微笑む。

「それじゃ続きを始めようかね。
 駿が相手じゃなくて不満かもしれないが、安心おし。
 女同士でも男に負けないくらい気持ちよくなれるってことを、その身でたっぷり教えてあげる・・・♪」
(・・・やっぱり佳代ママ、Hしたかっただけなんじゃないかなぁ・・・?)

激しくなる行為に、一部始終を見ていた駿は鳥娘に心からの同情を禁じえなかったのであった。

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