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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 252

ググッと加速した艦は、光のトンネル目掛け巨体を進ませていく。
その間、外の響香達は…
「ぐすっ…全く酷いわ、お母様…」
射撃の勢いで尻餅ついた智恵美がみんなのクッションとなった為、全員痛い思いをせずに済んでいた。
ただ一人、クッションになった智恵美を除いて…
「遊んでる暇はないぜ…急いで配置につかないとな!」
「そうね、急ぎましょう!」
綾子と響香がそう言うと、真っ先に動いたのは静那だった。
艦橋をヒョイヒョイと登り、最も高い潜水艦橋上部まで行く。

弓が主力武器である静那だから、高い位置を確保するのは常套手段と言えた。
そして、一番の激戦区になるであろう舷側安定翼には、右舷に綾子が、左舷に美羽が陣取る。
彼女達も脱出用に秘密兵器を用意している。
美羽は漁で使う網を利用した投網…
飛び乗ろうとする相手をそれで絡めて水中に突き落とすつもりだ。
綾子の方は鎖に繋がれた船の錨…
家族の中で最も筋力のある綾子が、振り回して撃退できる武器として、これに決めたのだ。
いかにも漁師の妻と娘らしい選択だった。

それぞれに、綾子が豚娘と山羊娘を、美羽が牛娘と羊娘を引き連れる。
一方、甲板後部では薙刀を構えた智恵美と、その智恵美になついた狐娘…
一般生活は兎も角、戦闘においては佳代すら一目置く智恵美が、後部主砲の上部に陣取った。

そして、響香、明日香の母娘は甲板前部…
彼女達の周囲には、東西問わず駿の祖父がコレクションした剣が置かれている。

響香は日本刀を選び、明日香は普段のフェンシング刀ではなく、2mを超える西洋風の巨大な幅広剣を選んだ。
響香はいつものスタイル、明日香は破壊力重視のスタイルで最終決戦に挑むつもりだった。
船がドックから出て、まず最初に戦闘になりそうなのが、響香と明日香の母娘なのだが、響香は若干緊張気味の娘に声をかける。
「大丈夫?、明日香…」
響香も勿論緊張しているが、大人であるし母でもある。
そんな母に心配かけぬようにか、明日香も緊張しながらも笑顔を見せた。

「大丈夫!、明日香強いから…」
強がりも入っている娘に笑みを見せた響香は、明日香を抱き寄せ唇を重ねる。
そして、母娘ではなく恋人のように舌を明日香の口に入れる。
その瞬間、明日香の口腔に母の甘い唾液が入ってくる。
屍美女になってから、他人の体液が旨く感じれるようになったが、特に母の味は誰よりも美味しく感じていた。
そして、更に母の唾液にそれ以上に美味い物が入ってくる。
一度味わえば忘れ得ぬ味…余りに甘美な味わいに、明日香は軽く潮を噴いてしまったぐらいだ。

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