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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 186

マリナの様子を見てとった佳代は、そう言うと、踵を返して何時ものお気に入りの揺り椅子に座る。
少し動揺が走った家族達も、『これで諦めて黙ってくれたら問題無い』とばかりにマリナに視線を送る。
さしもの彼女達も佳代がマリナを諦めさせる為にこの話を持ち出したとばかり思っていたが…
心の内の読めない笑顔を作る佳代の真意は別な所にあった。

考えのまとまらないマリナを見ながら、佳代は駿を膝の上に乗せる。
甘えたように身を預けてくる駿のサラサラの淡い髪を撫でながら駿の股を開かせて、精一杯自己主張する剛直に手を添えた。
マリナは佳代の膝の上の駿を見ながら迷っていたようだが…その迷いを振り払うように頭を振ってから口を開いた。
「駿君…こんな生活じゃいけないと思うの…もっと君がみんなと節度を持って過ごすべきだと思うわ」
やはりそう来たか…
予想通りのマリナの言葉に佳代は笑みを見せた。

『人間』であると思われる駿を説得する選択肢は、恐らく最初に取るだろうとは予測していた。
勿論、次の駿の言葉も…
「だって…僕はみんなの事大好きだもん…これでいいよ」
駿の言葉に、マリナの表情が少し厳しくなる。
「その大好きな人達に君はペット扱いを受けてるのよっ!…それに君がっ!…君がエッチしてる相手って!!…血が繋がってるのよっ!…そんなのおかしいでしょっ!!!…」
自分の言葉にだんだんと感情を昂らせていくマリナに全く変わらぬ視線を駿は送る。

彼女の言葉は届いてないと言うばかりの表情だった。
「ペットの何が悪いの?…僕はみんなが居ないと生きていけないし、みんなが大好きだもん…」
マリナの激情にも駿は穏やかすぎる表情でそう返す。
佳代の予想通り、マリナの言葉では駿を説得できないのは明白だった。
彼女の事だから最も安易で自分も傷つかない説得と言う道を選んだのだろうが…その考えは甘い。
駿が人間がとうかはいざ知らず…思考は屍美女サイドに近い。
(そんな事じゃあ…動かぬぞ…)

駿が説得に応じない以上、マリナには二つの選択肢しかない。
このまま黙り込むか…
それとも…

普通の状況で普通の思考なら黙るだろう…
だが本来の勝気な性格と、この(彼女にとって)異常な生活がマリナの思考を狂わせていたのかもしれない…
駿を…特に股間を自然と凝視するマリナ…
精一杯いきり立っているが少なくとも彼女の彼氏に比べればかなり小ぶりの子供のペ○ス。
使い込んでる割には色白く、あの脈打つ血管も浮き出てはいない。

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