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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 181

それが、駿に抱かれた影響なのか…獣たる彼女には理解できていない。
しかし、理由はともかく…彼らに不快感を感じてしまってるのは事実である。
これがあの犬娘達なら、即刻喰らい付いていたかもしれないが、彼女は狩りの流儀からして違う。
どちらかと言うと、彼女の中では、彼らは獲物と言うより縄張りを荒らす不埒な不審者にしか感じなかったのかもしれない。
それを表すかのように、彼女は低く唸り彼らの隙を伺っていた。

しかし向こうも幾多の仲間の屍を乗り越えて生き抜いてきた猛者。
騒いでいても攻撃できるようなスキがない。
力ずくなら勝てなくはないだろうが、駿以外の男に触れられたくない狐娘は無理を避けた。

「ウウゥゥゥ・・・!」

狐娘は不快そうにうなる。仲間さえいれば。そんな思いが頭をよぎる。
しかし一匹狼の彼女には仲間などいない。
表に出ている屍美女たちも今やすっかりグループ分けが済んでいる状態だ。
利用したくてもうかつに近寄れば、前科のある狐娘は追い立てられてしまうだろう。
どこか。どこかにいないか。グループわけの済んでない同属は・・・っ!?
獣の頭で必死に考える狐娘。
彼女がただの獣ならば何も思いつかずに終わっただろう。
しかし彼女はただの獣ではない。不死身の身体を持つ屍美女。
彼女の脳裏にある記憶が鮮明に思い出された。
それは自分が生まれた、あの施設での記憶―――!
決して開けてはならないパンドラの箱と鍵が舞い降りた瞬間であった。
狐娘は迷わず施設に向かって駆け出した。
自分のした選択が、どんな惨事を招くかなど考えもせずに・・・。

――――

一方その頃。自分たちのまわりでそんなことが起こっているとは知らない神薙家の人々+αは。
食卓を囲んで朝食を食べている真っ最中だった。

「あっ、あっ!?ああンッ!だ、ダメぇッ!?しゅ、しゅんんッ!」
「あ・・・くぅっ!?」

ドクンドクンドクンドクンッ・・・!

響香が絶頂し、駿の精液が彼女の子宮に注ぎ込まれる。
その感触にたとえようのない幸福感、そしてわずかな絶望に響香の心は満たされていく。
「あ、お母さん、イッたっ!」
「次は・・・静那ちゃんの番だねっ♪」

座位でつながっていた響香は、明日香たちの手によってその場をどかされると、今度は静那が駿の前にやってきた。

「しゅ、駿殿。そ、それではイク・・・ぞ?」
「は、はい・・・っ」

不安そうに確認をとった静那は、ゆっくりと精液の吐き出されたばかりの剛直を手に取り、蜜壷の中に飲み込んだ。

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