PiPi's World 投稿小説

屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 178
 180
の最後へ

屍美女の大群 180


駿の登場に慌てふためく男2人。
そりゃあ男は常に命の危険にさらされるこの世界で、自分たち以外に男がいるだなんて、想像もしなかったことだろう。
しかしそれだけに2人とも言いたい放題である。
元々駿は男にしては小柄で女顔だが。
それだけ屍美女の家族とのHで肌が磨かれたのだろう。
もしかしたら屍美女のミルクには高い美容効果があるのかもしれない。
元々母乳は赤ん坊を育てるための完全栄養食品なのだから。

「と、とにかく!この島には男がいたんだ。
 早くマリナたちに会いに行くぞっ」
「ま、待てって!留美と家から出てきた2人の格好を忘れたのか?
 いくら誰もしないからって全裸で外に出てくるなんて正気じゃない!
 おまけに留美にいたっては裸エプロンに首輪だぞ?
 あのおとなしい性格の留美があんなマネすると思うか?」
「う・・・」

そう言われると男も言葉に詰まる。
しかし恋人のマリナと再会する絶好のチャンスなのだ。
この後、2人は協議の結果、家に近づいてもう少し観察することで落ち着いた。
駿の女顔と留美のペットという立場が男たちを警戒させてしまったのである。
しかし、彼らは知る由もなかったが…彼らを幾度も救ってきた慎重さが、この時ばかりは仇となってしまうのである。

かと言って、それは彼らのせいばかりとは言えない。
様々な要因が幾重にも重なり合った結果である。
その要因の一つが静かに近付いてきてるとは、神ならぬ彼らに気付く訳無い。
彼らの頭上…生い茂る木々の上から、彼らを見つめる目があった。
それは、かの狐娘であったのだ。

偶然とも必然とも取れる彼女の登場…

駿に抱かれ、犬娘達に身体中を咀嚼された彼女も、何かに導かれるようにこの場にやって来ていた。
身体の大部分は人形とは言え、獣を取り込んだ彼女は、多少賢い獣程度の知能しかない。
ただ、幸か不幸か彼女が取り込んだのは知性派ハンターたる狐…それが彼女にある程度の正解を導き出させたのかもしれない。
彼女の探しものがここにあると…

しかし、彼女にとって誤算は…駿以外のオスがいた事…
彼女はその獲物である筈のオスに何故か不快感を感じていた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す