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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 179

獣の姿を持つあの化け物たちに襲われ、拷問のような快楽を送り込まれたときはもうダメだと思っていた。
ああ、自分はこのまま友達のように化け物になってしまうんだとあきらめてしまっていた。
でも留美は助かった。処女こそ失ったが、屍美女たちの陵辱とは比べ物にならないくらい優しく(?)してもらったことを考えればそのくらいなんてことはない。
自分を救うためとは言え、処女を奪ってしまったことに駿は土下座して謝ってくれたが、留美にしてみれば処女喪失ですんだことを考えればそれだけで御の字だ。
そして生きるか死ぬかの極限状態で、男に免疫のない留美がほれてしまうには十分だった。
今や留美は盲目的に駿のことを愛している。
彼のためなら佳代たちに身体をさらすことなど何のためらいもない。
恋は留美に生きるための希望と強さを与えていた。
1人駿のことを考え、悦に浸る留美。
だから彼女は気づかなかった。家の中から聞こえてくる喘ぎ声がすぐそばまで来ていることを。

「留美さん?」
「ひあっ!?しゅ、駿さんっ!?」

いきなり呼びかけられて、びっくりして飛び上がる留美。
出てきたのは美羽を抱っこした駿だった。
つながったまま外に出てきたらしく、美羽は駿にプルプル震え、荒い呼吸をつきながら駿にしがみついている。
家族のペットになってからというもの、常に家族の誰かが駿に甘えるようになっていた。
肉棒の乾く暇などまるでなく、四六時中こうして誰かとつながっていることが常だった。

「ななな何ですか、駿さん?」
「マリナさんがごはんの支度ができたって」
「わわわかりましたっ。すぐに行きますっ」
「・・・ぁッ」

留美の態度に首をかしげながらも家に戻る駿。
振り返ったときにどこか感じるところを突かれたのか、美羽は小さく、短い悲鳴を上げるとぶるぶると小刻みに震えた。
どうやら軽くイッたようだ。
留美は濡れた股間をうまく両手で隠しながら、立ち去る駿を見送り、愛液を処理してからあわてて家に入っていくのだった。
しかし誰も見てないと思われたその近くには、2人の人間が彼女らのすべてを見ていたのである。

「お、おいおい・・・!い、今出てきたヤツ!ありゃあ人間の男だったんじゃ・・・!?」
「ま、まさか・・・男にしちゃあずいぶん女顔だったし、ペニスバンドつけた女って可能性も・・・」
「バカ、何言ってんだ!?
 化け物どもがうようよいるこの状況で、のんきにSEXしている人間がどこにいるんだよっ!?
 慎重なのもいいかげんにしろ!」

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