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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 171

佳代は更に、留美にも同じように首輪を付けた。
「留美さんや、罰として留美さんにはあたし達の家畜となって貰うぞ…勿論、家畜は家族共有の財産じゃから、傷つける者はあたしが処罰するからの」
犯された留美にまで罰と聞いてマリナは何か言おうとしたが、佳代の言葉を最後まで聞いて何も言えなくなった。
この家族達の反応を見れば留美は無事では済まない気がしていた。
こうすれば、留美は恥ずかしい思いはしても生きていけるし、何より神薙家の一員として守って貰える訳だ。

駿にも罰を与えて自覚を促し、留美も罰して助ける…佳代ならではの上手い裁きだった。
「マリナさんや、勘違いしてはならんぞ…我ら家族は駿坊を危険に晒し、その上交合った留美さん…いや留美に怒りを覚えておる…じゃから、これから待っておるのは我らの食料としての快楽責めじゃ」
マリナのホッとした表情を見て佳代は釘を刺すが、マリナとしては感謝する他無い。
あの逃亡生活の恐怖と比べれば、雲泥の違いだ。

何より、彼女たちは駿に執着している。
こき使われることはあっても、殺されるようなことはないだろう。
マリナはそう判断した。
一方の留美は首輪に手を当てて、何やら考え込んでいる。
それは自分の身勝手な行動でみなを危険にさらしたことか、それとも緊急処置とは言え処女を奪われてしまったことか。
はたまた家畜に身を堕としてしまったことに対する無念と後悔か―――。
その表情からは考えていることを予測しにくい。
もっとも明日香たちは正式にペットとなった駿との甘いひと時を想像してそれどころではないようだが。

「さて。駿たちの処罰が済んだところで、今度は綾子たちの成果を聞かせてもらおうかの」
「あ・・・?は、はいっ!こっちのほうは無事、施設の爆破に成功しましたっ!」

佳代の冷静な口調に、現実に戻った綾子はあわててそう答えた。
綾子はそれから新種の屍美女に襲われたこと、それらの特徴や強さ、撃退後の対処、行方不明のマリナの仲間たちが見つからなかったことなどを報告した。
そして最後に、封印された施設は今や土に埋まり、いくら数が多くてもそう簡単に出て来れないだろうと付け加えた。

「ふむ・・・。よくやったの、綾子。これで脱出までしばらく時間が稼げそうじゃ」
「は、はい!」

群れのリーダーにほめられ、綾子が喜色満面の笑みを浮かべた。
佳代はそのごほうびとして、施設封印班の綾子・明日香・美羽・静那の4人に駿を一晩与えることを約束した。
彼女らが狂喜乱舞したのは言うまでもない。

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