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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 172


「今のところ潜水艦のほうも大した問題もない。
 このまま行けばあと5〜6日で移動できるじゃろう。
 それまであたし・響香・マリナさん・留美さんは潜水艦の修理。
 綾子・明日香・美羽・静那はマリナさんの仲間たちの捜索をしてもらう。
 駿は日替わりでそれぞれの班についていってもらうからそのつもりでの
 では今日はこれにて解散!」

ハプニングの多い2日目はこうして幕を閉じた。
それぞれの心にいろんな思いを残しながら・・・。

――――

その頃。小屋から離れた山の中。
啓太に敗れた獣少女が、ようやく眠りから目覚めていた。
寝ぼけ眼で、きょろきょろとあわてた様子でまわりを見回している。
そしてまわりに誰もいないと悟ると、安心とも落胆ともつかない様子で肩を落とした。
以前は獣ならではの鋭さを見せていた彼女であったが、駿のおかげですっかり野性は鳴りを潜めて落ち着いている。
ふと獣少女が何かに気づいたかのようにびくっと反応する。
見下ろせば月光に照らされ、股間からもれた駿の精液があふれている。
獣少女はもったいないとばかりにそれをすくって口に運ぶ。
屍美女にしかわからないであろう、何とも芳醇で馥郁たる香りと味が口の中に広がる。
それだけ獣少女はうっとりとして軽い絶頂を覚えた。
どうやらさっき肩を落としたのは駿がいないことへの落胆だったらしい。
彼女はこぼれた精液を味わいながら、駿との交尾のことを思い出す。
自分を支配するかのような激しい交わり。力強い腰使い。
胸をもまれたときは天国にものぼる心地であった。
またあの男とHしたい。
今度は自分が孕むくらいにたっぷり時間をかけて愛し合いたい。
少女はたった1度の交わりで駿のとりことなっていた。
こぼれ出る精液と回想だけでは我慢できなくなった少女は、駿を求めて立ち上がる。
彼のにおいはすでに覚えている。彼女の嗅覚ならすぐに見つけられるだろう。
しかし彼女のそんなささやかな願いはかなうことはない。

「ッ!!グルルルル・・・!」

歩き出そうとした彼女は急に動きを止めて威嚇のポーズを取り出したのだ。

ガサッ。ガサガサッ。

それに合わせるかのように、周囲の茂みがざわつき、中からいくつもの人影が現れた。

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