屍美女の大群 166
留美は突然絶頂に達し、潮を吹いた。
よほど気持ちよかったのか、潮を吹いてもなおビクビクと痙攣を繰り返している。
突然の絶頂に駿はびっくりしたが、いつまでも驚いてはいられない。
倒した獣少女がいつまた復活するかわからないのだ。
駿は再び留美を起こそうとその手を伸ばす。
「留美さん、起きてっ!しっかりしてっ!」
「・・・ぅ・・・あ・・・?」
「留美さんっ!よかった目が覚めたんだ・・・ね?」
駿の必死の呼びかけに、留美の瞳が駿を捉えた。
その様子に駿は一瞬喜んだが・・・その喜びは一瞬にして困惑と不安、そして恐怖で塗り替えられた。
駿を見ているはずの留美の目には光がなく。
どろりと暗くにごった『何か』一色で塗りたくられていた。
「留美・・・さん・・・?」
「・・・♪」
名前を呼ばれて留美が笑う。しかしその笑顔は駿の心を落ち着かせるどころか嫌な予感をさらに加速させた。
そしてその予感はずぐに現実のものとなる。
留美が手を伸ばしてきたかと思うと、突然駿の唇を奪ったのだ。
それも舌と舌をねちっこく絡ませ合わせるディープなキスを。
以前、仲間を助けてもらうため、羞恥に耐えながらストリップしたときの彼女と同一人物とは思えないキスだった。
キスのあまりに激しさに、何も知らない駿はある可能性を考えずにはいられなかった。
(留美さん、まさか・・・っ!?姉さんたちと同じに・・・!?
い、いやとにかく留美さんを正気に戻さないとっ!?)
駿はちらりと幸せそうに眠る獣少女を見ると、すばやく思考を切り替えて留美のキスに応えてやった。
早く留美を正気に戻さないと、いつまた野生化屍美女が来るともわからなかったからだ。
逃げるにしても、彼女を正気に取り戻しておいたほうが都合がよい。
「はンっ♪んむっ、うぷっ・・・んッンンっ♪」
駿が反応したことに、留美はうれしそうにうめく。
だがいつ獣少女が起きるとも限らない。
駿は一刻も早く行為を終わらせるために、キスをしながら彼女の股間に手を伸ばす。
指から伝わる液体の感触。留美の秘裂は前戯の必要がないくらいに濡れきっていた。
駿は肉棒をつかむと、キスをしたまま手探りでその先端を入り口に押し当てた。
しかし見えない状態での挿入は思いのほか難しく、駿の先端は留美の秘裂の上を何度も何度もこすっていく。