屍美女の大群 165
ズルッ・・・。
駿は呼吸を荒くしながら獣少女から小さくなった剛直を取り出す。
するとわずかに膨らんだ下腹部がへこみ、秘裂から注がれた精液がわずかにこぼれる。
寝ていても少ししかこぼさないところは、実に屍美女らしいところであった。
しかし今はそれどころではない。
いつまた獣少女のような連中が来るとも限らない。
駿は疲れきった身体に鞭打ち、近くで倒れる留美の元へと歩いていった。
うつ伏せで眠る留美を抱き起こしてまず状態を見る。
呼吸・・・よし。心臓・・・よし。
外傷・・・ところどころに傷はあるものの、命にかかわるようなものはない。
どうやら間に合ったようだ。
駿は助けられたことに心から安堵して留美に呼びかける。
「留美さん。起きてください、留美さん・・・!」
「んっ・・・う・・・」
駿の呼びかけに、留美は妙に色っぽい声を出してまぶたを上げた。
「留美さん、大丈夫?どこか痛いとこある?」
「んっ・・・あ・・・ああッ!?」
「!?」
啓太が留美の安否を気遣ったそのときだ。
突然留美は大声で叫んだかと思うと、その身を抱きしめるようにしてビクビクと痙攣させ始めた。
そしてそのまま駿の目も気にせず、自慰行為を始めたのだ!
「え!?ちょ、留美さんっ!?」
突然のことに戸惑う駿。発情して自分を慰める留美。
いったい彼女に何が起こったというのだろうか?
それは留美につけられたいくつかの噛み傷に起因する。
横たわる獣少女とその仲間たちの慰み者となった留美は、その体内に屍美女の体液・・・愛液や大駅などをその体内に入れられた。
結果そこに含まれている発情フェロモンなどの誘引物質が、彼女を狂わせたのである。
ではなぜ駿は今まで無事だったのか?
いや、そもそもなぜ彼は屍美女を相手にして生きていられるのか?
偶然?体質?そこには何か重大な秘密があるのかもしれない。
だがここでそれを語るにはあまりにも時間が少なすぎる。
なぜなら今、駿の目の前で発情した留美が苦しんでいるのだから。
「ああ〜ッ!?あ、あうああぁぁ〜〜〜ッ!」
「る、留美さんっ!?しっかりして!留美さんっ!?」
突然自慰を始めた留美に面食らった駿であったが、すぐに思考を切り替え、留美を正気に戻そうとその肩をつかんだ。
その時だった。
「あひぃッ!?」
「わっ!?」
プシャアアァァァ・・・ッ!