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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 151


その時だった。前に飛び出した屍美女が、突然体勢を崩したのだ。
一体何が?屍美女は驚いたように足元を見るが、そこにはつまづくようなものは何もない。

「ベストポジショ〜ン♪」

美羽の声で再び前を向くと、視界すべてが暗転、衝撃とともに吹き飛ばされていた。
屍美女は何とか立とうと試みるも、身体に力が入らない。
それどころか風船から空気が抜けるように、身体から力が抜けていく。

「アッ・・・ガッ・・・!」

屍美女は必死に意識を保とうとするが、それもわずかな時間のことで、すぐにその意識を闇の底へと沈めていった。
綾子と美羽が2人の屍美女と戦っていたその頃。
明日香と静那の2人は最後の1人に手こずっていた。

「フウウゥゥ・・・ッ!」
「や、やあぁっ!?さ、触るなぁっ!?」
「このっ・・・!明日香殿を放せ!」

押し倒された明日香は敵の屍美女に胸をいじられ、悲鳴を上げていた。
駿たち家族ならすぐに甘い声を上げるエロ娘だが、さすがに誰とも知れない相手の力任せの愛撫では、快感より嫌悪感が先に立つようだ。
明日香にへばりつく屍美女の後ろでは、明日香を救おうと静那が必死に敵を引っぺがそうともがいている。
しかし相手は同じ屍美女。
しかも明日香たちは武装しているのに対し、相手は素手で野獣化している。
その力の差が敵を明日香から引き剥がすことを邪魔していた。

「ぐ・・・ああぁぁッ!!」
「キャッ!?」

いいかげんうっとうしくなったのか、屍美女は無視から一転、今度は静那に襲いかかる。
不意をつかれた静那はあっという間に押さえ込まれ、乳房を押さえる胸当てを引きちぎられた。

ゾワッ・・・!

犯される。そう思った瞬間、駿以外に身体を許したくない静那の身体に怖気が走った。

「や、やめろっ!さ、触るなっ!?」
「ガウウッ!」

しかし野獣の屍美女にそんな言葉は通じない。
敵は明日香のときのように胸を激しくももみしだき、その乳首に吸い付いた。
先ほど『食事』しなかったこともあり、すでにパンパンになったミルクタンクは、無粋な獣の愛撫にも反応して母乳を出し始める。

「フウウッ!?フッ、フウウッ♪」
「い、嫌・・・嫌ぁぁッ!?」
「静那ちゃんッ!?」

静那の悲鳴に明日香はあわてて助けに向かうが、力の差はどうにもならない。
このまま静那は敵の餌食となってしまうのか―――!?

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