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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 148

武器組の明日香と静那はそれぞれサーベルと弓を構え、格闘組の綾子と美羽はグローブを握り締める。

「うウぅゥ〜・・・!!グルああァァッ!!」

すると案の定、我慢できなくなった屍美女の1匹が大声を上げて襲いかかってくる。
他に2匹も触発され、遅れて迫ってくる。
屍美女の恐ろしさは不死身であることばかりではない。
性欲に対する貪欲さと身体能力もその1つだ。
肉体の全盛期にまで若返るためか、彼女らの身体能力は獣のそれに近い。
しかも生前の経歴が肉体の強化に大きくかかわってくる。
たとえば元陸上選手が屍美女となれば、50キロくらいの速度で走ることも可能なのだ。
幸い相手はそうでなかったらしく、屍美女としては遅い部類だ。
メタリックに輝く髪や手足が関係しているのかもしれない。

「まぁ理性がないなら、どの道楽勝だがなッ!!」

綾子はそう言うと、その背後から静那の矢が一斉に飛んでいく。
それに合わせるかのように前衛担当の3人が矢を追っていく。
不死身とは言え、この2段構えなら勝負はついた・・・と、思ったその時だ。

ガキガキガキンッ!!

「「「「!!??」」」」

牽制の矢は、屍美女たちに突き刺さる前に甲高い音を立てて弾き返されたのだ。

「こ、このぉッ!!」

驚きながらも明日香のサーベルや綾子、美羽の拳が繰り出される。しかし!

ガキンッ!ギィンッ!ガキィッ!

「「「ギャンッ!?」」」
「なっ!?」
「あぐッ!?」
「痛ッ!?」

およそ生き物を攻撃したとは思えない音を立て、お互いに悲鳴を上げる。
謎の屍美女たちは綾子たちの予想以上の強さに驚き。
綾子たちはありえないほどの硬さに驚いてそれぞれ後ろに下がる。

「綾子殿!明日香殿!美羽殿ッ!大丈夫ですか!?」
「・・・った〜い!何?何なの、あの連中!?ホントに生き物なのっ!?」
「あ、あの人たち、裸で明日香の剣を弾き返したよ!?」
「いつつ・・・。あ、あいつらメタルスライ○の親戚か何かかよッ!?
 鉄みてえな硬い身体しやがって・・・ッ!?」

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