屍美女の大群 144
「・・・駿ちゃん?どうして私が台所に行こうとするの、止めるのかしら?」
「え?い、いや・・・」
それは彼女の純粋な疑問からの言葉であった。
しかし時として無邪気な言動は下手な悪意より心をえぐる。
まさか正直に『台所を台風一過の状態にしたくないから』などと言うこともできず、駿は言葉に詰まる。
そして駿のとった行動は。
「ま、ママっ!僕、ノド渇いちゃった!ママのミルク飲ませてよっ!?」
「キャッ!?しゅ、駿ちゃん?」
智恵美を押し倒すことだった。ベタと言えばあまりにもベタな話である。
「だ、ダメっ!ダメよ、駿ちゃんっ!」
隣には留美がいるというのに。
智恵美は反射的に駿を振りほどこうともがく。
しかしまだ『食事』を済ませてなかったこと、そして愛しい息子が自分を求めていることもあり、その抵抗はとても弱々しいものだった。
駿はこの場を乗り切るため、それをチャンスとばかりに智恵美の胸をもみしだき、唇を吸う。
「ダメ・・・ダメだったら・・・っ。駿ちゃん・・・っ」
もはや抵抗らしい抵抗すらできずにとめようとする智恵美。
しかし涙目にそんな弱々しい抵抗を見せ付けてはよけいに男の劣情をあおるだけだ。
ごまかそうとしていた駿もその例に漏れず、だんだんその気になってきた。
そして気づいたときには2人ともすっかりスイッチが入ってしまった。
それでも智恵美は台所の留美を気にしていたが。
「ママ、留美さんを気にしても大丈夫だよ。もし、見られても如何にかなるから大丈夫だよ。」
「あっ…しゅ…駿ちゃん。」
「おっぱいくんなきゃダメ………」
ちゅ〜ちゅるぅ〜ちゅぱ〜
「はぁ、はうぅ…あっあん…」
留美の様子を気にする智恵美にむっとした駿は強引に智恵美の乳首を吸い始めた。
それに対して智恵美は留美にばれない為に声を押し殺した。
これが綾子や明日香だったらまわりにはばからず歓喜とともにHになだれ込むところであろう。
しかし家族の中でも特に人間らしさを残している智恵美は、性欲と食欲に流されまいと必死に声を抑える。
だがケダモノと化した男は止まらない。
駿は乳首を吸いながら秘裂に指を入れる。
「ひゃう・・・ッ!?」
思わず上がる悲鳴。智恵美はあわてて自らの口を押さえて声を殺す。
「あれあれ?ママ、今日はいつもより何か濡れてない?
もしかして我慢できなくなっちゃった?」
「ん〜ッ!?ん〜ッ!」