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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 15


今まで攻勢一辺倒だった智恵美が初めて喘いだのだ。
それも駿が倒れこんで起こった、突きとも言えない一撃で。
その弱い一撃を噛み締めるように呼吸を荒げる智恵美。
一体、彼女に何が起こったというのか――?
それを語るには生前の彼女を語らなくてはならない。
響香や駿は知らなかったが、生前の智恵美はいわゆる『尽くす女』であった。
しかし彼女の家事の腕前は止められるほどに致命的である。
それゆえ彼女が磨いたのはそれ以外の部分。
閨技(Hの技術)もその1つであった。
幸い恵まれた身体を持っていた彼女は瞬く間にレベルアップし、娼婦顔負けのスキルを手に入れた。
しかしその代償として智恵美は膣を突かれると、ちょっと刺激でもイッてしまう身体となった。
男の人に喜んでもらえるという喜びが、彼女の精神を絶頂に持ち上げてしまうようになったのだ。
そして現在。智恵美は、人間だった頃の身体をさらにバージョンアップさせて蘇った。
性的欲求に敏感な身体を持つ屍美女として。
今まで彼女がこの弱点を露呈しなかったのは、駿が挿入してから動かなかったから。
死んだ父も、駿と同じように動かず入れただけで終わっていたため、その事実は誰にも知られることがなかったのだ。
だが。駿を助けようとして返り討ちにあった響香は、その瞬間を見逃さなかった。
軽い絶頂に達し、動きが鈍ったスキを突いて唇を離して駿に怒鳴りつける。

「しゅ、駿っ!今よッ!何でか知らないけど、母さんの動きが鈍ってる!
 今のうちに何度も突いてイカせちゃいなさいっ!」

しかし肝心の駿は先ほどまで搾り取られて、意識が朦朧としている。
聞こえているかどうかも怪しい様子であった。
それを見た響香は、迷わず駿に口づけをした。それも濃厚なディープキス。
舌と舌を絡めあい、歯ぐきを舐めあげ、母直伝のキスで駿の頭をとろかせる。
そして頃合よしと見るや。

がぶっ!!

噛んだ。それも食い千切らんほどに目いっぱい。

「・・・〜〜〜〜ッ!?ひだっ!?ひだだだ!!ひだいひだいひだひッ!?」

とろかすような快楽がすさまじい激痛に変わり、駿は悲鳴を上げる。
そして非道な姉は、弟が正気に戻ったと見るや、再び命じた。

「駿ッ!今、母さんはおとなしくなってる!今のうちに思いっきり突きまくってイカせちゃいなさいっ!」
「は!?い、いきなり何を・・・?」
「いいから早くッ!?今を逃したらホントに母さんに殺されちゃうわよッ!?」
「は、はいぃッ!?」

普段の優しい姉からは創造もできないような剣幕に驚いた駿は、今までの快楽も忘れて猛然と母の膣へと突きのラッシュを打ち込んだ。
それは母智恵美への反撃ののろしであった。

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