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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 137

そんな智恵美を救ったのは、台所からの声だった。
「あれっ!…無いのかしら?…」
台所の留美の声に駿が我に返ったお陰で、智恵美も何とか駿から身を話す。
「どうしたの?…何が無いの?…」
智恵美にしては素早い動きで台所に顔を覗かせる。
他人に裸を見られたり、性行為を見たり、見られたりする事を好む習性がある屍美女の中では非常に人間臭い感覚を持つ智恵美は、流石に留美の前で性行為を見せるのはどうかと思っていたから、未練はあったが台所にサッと入る。

智恵美の来訪に少し驚く留美だが、他の屍美女と違い全く恐怖感の無い智恵美に戸惑いながらも口を開く。
「牛乳が足りないんです…クリームシチュー作りかけたのだけど…」
困った表情の留美が持っている、半分程牛乳の入った瓶を見て、智恵美は口を開く。
「…あの…それ、味を確かめたの?」
微妙な笑みは、その牛乳の正体を知っているからである。
「はい、飲んだ事が無い味わいだけど…とっても美味しくて、これならクリームシチューにぴったりと思ったんだけど…無いなら残念だなぁ…」

彼女の言葉に少し考えた智恵美は、微妙な笑みのまま留美に向かって言う。
「それ…私の、おっぱいなの…」
「…へっ?」
思考が一瞬停止する留美に、智恵美は困った笑顔で言葉を続ける。
「私達ね、おっぱいが出るんだけど…普段は誰かが飲んでくれるんだけど、余っちゃって…」
智恵美の言葉に、留美は信じられないような巨大極まりない乳塊から視線が離せなくなる。
こんなにとんでもない胸なら、母乳ぐらい出ても不思議じゃないかもと自分で自分を納得させながらも、口からは驚きしか出てこない。

「嘘…母乳って美味しくないって聞いてたけど…これ、並の牛乳より遥かに美味しいわ…」
屍美女になって味覚が変わり彼女の感覚が解らないが、恐らく駿も美味しいと言っているからそうなんだろう…
「搾って出しちゃおうかしら?…多分、貴女と駿ちゃんが食べる分ぐらいなら十分出ると思うわ…」
役立たず扱いな智恵美だが、何かしら役に立てそうなシチュエーションにそんな提案をしてみる。
それに、単純な話…搾乳は快感である。

加えて彼女は人の役に立つことが大好きである。
Hはダメなのに、搾乳はOKと言うあたり、屍美女らしいと言うか智恵美らしいと言うか・・・。
しかし人間である留美としては、牛乳はほしいが人の搾乳プレイをみる趣味はない。

「い、いえっ、いいですよ!」
「遠慮しないで。私も搾っておかないとちょっと調子が出ないから」

智恵美はそう言うと、めずらしく強引に搾乳準備を始める。
ちなみに調子が出ないと言ったのは、多少語弊がある。

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